パートナーの裏切りに、どう向き合えばいいのか分からないとき

「なぜ、私がこんな気持ちにならなきゃいけないの?」

愛していた人に裏切られた。
何気ない日常が、突然音を立てて崩れた。

「どうして?」「なんで私がこんなに苦しまなきゃいけないの?」・・・

そう思うことは、自然なことです。

そして、いちばんつらいのは、
「怒り」「悲しみ」「嫉妬」「みじめさ」…
自分の中から出てくる感情に、さらに自分が傷つけられてしまうこと。

でもどうか、どんな感情も“悪”ではないことを、忘れないでほしいのです。

不倫は「している方が悪い」、でも…

世の中には、正しさやルールがあります
結婚しているのに他の女性と関係を持つ。それはルール違反です。

でも、「だから私は、堂々と怒っていい」と思えないあなたがいる。
ご主人を責めたいはずなのに、なぜか自分を責めてしまう。

「もしかして私に足りないところがあったのかも…」
「よしと思ったら、あの女性や主人を認めることになる気がして、苦しい」

そんなふうに感じているなら、それはあなたがとても優しく、誠実な人だからです。

「裏切り」という言葉は強すぎるように感じて、
心のどこかで「そんなふうに思っていいの?」と迷ってしまうかもしれません。

でも、あなたの感じた「傷ついた」という感情は、まぎれもない真実です。

どんなに言い訳されても、
どんなに周りに「仕方ないよ」と言われても、
あなたの中に生まれた感情は、否定しなくていいんです。

善悪より大切なのは、「自分の感情に嘘をつかないこと」

この世界には「絶対的な善悪」は存在しません。

でも、

「あなたがどう感じたか」は、あなただけの真実です。

誰かが「許したほうが楽になるよ」と言ったとしても、
今のあなたにとってそれができないなら、それでいいとわたしは思います。

大切なのは
「怒りたかったら怒っていい」「泣きたかったら泣いていい」
ということ。

その中に、あなたの本音や望みが眠っているからです。

罪悪感は、「本当のわたし」からのメッセージ

あなたが今、罪悪感を感じているとしたら、
それは「本当はこうありたかった」という思いがあるから。

「信じたかった」
「わたしを愛して欲しかった」
「裏切られるような自分でいたくなかった」

そう思う気持ちがあるから、こんなにもつらい。

でも、それはつまり、あなたが“愛”を知っていて、
“真っ直ぐに生きたい”という願いを、ずっと抱いてきたという証だと思うのです。

だから、今いちばん必要なのは、「自分に優しくなること」

あなたはもう、十分に傷ついてきました。
だからこそ、これ以上自分を責めないでほしいのです。

「わたしは、こんなことをされて悲しかった」
「わたしは、裏切られたと感じて怒っている」
「わたしは、本当はわたしだけを大切にされたかった」

それをただ、あなた自身が受け止めてあげるだけでいい。
“誰が悪いか”よりも、“私の心に今、何が起きているか”に目を向けてあげてください。

あなたの傷は、あなたの価値を奪わない

どんなに深く傷ついても、あなたの優しさも、愛する力も、
まったく失われていません。

むしろ、痛みを知った人の言葉には、静かで深いあたたかさが宿ります。
いつか、そんなあなただからこそできる「誰かの支え」が、きっと待っています。

今はただ、焦らず、自分の心とゆっくり向き合う時間を。
それはもう、前に向かって歩いていることなのです。

理不尽な出来事は、誰にでも起こります。
でも、それがあなたの価値を決めるわけではありません。
大切なのは、そこから“どう自分を抱きしめ直すか”です!

誰かに許されたり、理解されたりしなくても、
あなた自身が、自分に「それでも大丈夫だよ」と言ってあげることが
人生の質を変えてゆきます。

もし今、まだ涙が止まらないなら、
それはあなたの心が、ちゃんと感じている証です。思いっきり泣いてね。

そしてその涙の先に、
新しい“わたしとの関係”が待っています。


今日の質問
Q 今のわたしに、いちばん優しい言葉をかけるとしたら?

小さなささやきで大丈夫!
その言葉を、心の中で、そっと自分に届けてみてくださいね。

今日も最後まで、お読みくださり、ありがとうございます!

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