〜手をかけるほど、愛しくなるもの〜
昨日、ハトムギ入りのぬか床を作りました。
麹の先生に教わって、手でぬかを混ぜながらこねていく時間は、
不思議と心が静かになっていきます。
「おいしくな〜れ」「ありがとう〜」
そんな声にならない気持ちが、ぬかに伝わる気がするのです。
子どもを育てるみたいに、
日々ちょっとだけ気にかけて、
発酵を待ちます。
1週間寝かせると本漬けになるそうです。
その頃には、きっと愛着が湧いていて、
まるで家族の一員のような存在になっているように感じています。
ぬか漬けって、日本の発酵文化が生んだ、
心と体を整える知恵の結晶。
自然の力と、手のぬくもりと、見えない「気持ち」。
それらが混ざりあって、美味しさになる。
そんなことを感じた昨日でした。
今日の小さな問いかけ
Q:あなたが「手をかけるほど、愛しく感じるもの」は何ですか?
暮らしの中で、あなたの“ぬか床”のような存在があれば、ぜひ教えてくださいね。
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