〜いつのまにか、習慣になっているもの〜
歯を磨く時間って、
たった2〜3分かもしれないけど──
人にとっては、ちょっと特別な時間ですね。
朝の始まりと、夜の終わりに、
“整える”ように過ごす習慣。
そういえば、ふと思い出したことがあります。
わたしが子どもの頃、
歯磨き粉って“粉”だったんです。
たしか銀色の丸い缶に入っていて、
それを歯ブラシにちょんとつけて、
水でちょうどいい粘り気に調整する。
最初はうまくいかなかったのに、
いつの間にか、ちゃんとできるようになっていたんです。
そんなふうに、あたりまえにやっていることって
知らないうちに“習慣”になっているんですよね。
今の子たちはきっと、チューブの歯磨きしか知らない。
でも、あの「ちょうどよく混ぜる感覚」が
“自信”の1つになったのかもしれないと感じています。
それから、歯磨きって、
子どもとのスキンシップでもありました。
「上むいて〜」
「そこ、もうちょっと〜!」
なんて声をかけながら磨く、1日の終わりのふれあい時間。
歯磨きは、
虫歯にならないよう「予防」を教えることでもあったんです。
息子の姿を見て、あらためて思うことがありました。
うちの息子は
歯磨きにかける時間、わたしの“三倍”です(笑)。
とにかく念入りで、丁寧で、集中力がすごい。
最初は「長すぎじゃない?」なんて思っていたけれど、
それってたぶん、
“自分を大切に扱っている時間”なんですよね。
人によって、磨く時間もスタイルも違う。
だけど、みんな共通しているのは
「ちゃんと自分を守りたい」という気持ち。
全ての歯は、普段ははっきりとは見えない場所。
でも、ちょっと油断するとすぐに傷み出す
絶妙な存在でもありますよね。
だからこそ、毎日ちょっとずつ、磨いておくと
それが、数十年先の笑顔を作くるのだと思います。
今日の小さな問いかけ
Q:あなたを守る習慣はなんですか?
ぜひ下欄に、あなたのお答えを教えてくださいね〜
大切に読ませていただきます。
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