〜お使いがお買い物だった時代〜
子どもの頃、母と一緒に市場に行くときは、
竹で編まれた買い物かごを持っていきました。
そのかごに、にんじん、じゃがいも、魚、豆腐……
だんだん重くなっていくのがうれしくもありました。
わたしにとって、お手伝いの1つ「お使い」は特別なものでした。
値引きをすることはできなくても
お店の人とやりとりをして買い物をすることが面白かったことを覚えています。
今はレジがあり、お店の人とのやりとりはほとんどなく
買い物カゴの代わりにエコバックやレジ袋になり
便利さと引き換えに、何かを忘れてしまった気もします。
ういえば、
カゴに入る分しか買えなかったからこそ、何を選ぶかすごく考えていたように思います。
自然に、「本当に必要なものは何だろう?」と
問いながら選んでいたのかもしれません。
今は、レジ袋があたり前になり、
つい入れすぎたり、余計なものまで買ってしまったり…。
モノも情報も“持ちすぎる”時代だからこそ、
あの「かごの制限」が、なんだか愛おしく思えるのです。
今日の小さな問いかけ
Q:“本当に必要なものだけ”を選ぶとしたら、何をかごに入れますか?
ぜひ下欄に、あなたのお答えを教えてくださいね〜
大切に読ませていただきます。
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