結婚は、「相手と同じになること」じゃない

「結婚って、何のためにするんだろう?」「パートナーってなに?」

そんな問いが、心に浮かんだことはありますか?

安心したくて。
わかり合いたくて。
誰かと一緒にいたくて。

でも数年経つと
安心したくて始めたはずの結婚が、
なぜか心を不安定にさせていることがある。

「わたしさえ我慢すれば」から始まった日々

専業主婦だったころのわたしは、
どこかで「安心」を相手にゆだねていました。

夫が働いている。
わたしは家にいさせてもらっている。

だから

「わたしは我慢しなきゃ」
「贅沢しちゃいけない」
「ご飯もおかずも、相手優先で…」

良妻賢母という言葉が、そういうつつましやかな
生き方だと思っていましたから
自分の心より「役割」を優先して、
自分を後回しにしていました。

仕事をするようになって、気づいたこと

わたしは、仕事が忙しくても、
夜ご飯の準備を前日や朝にやってしまって 家事も頑張っていたんです。

そして、わたしが仕事を始めて、 収入が夫を上回るようになったとき、
心の中にこんな声が出てきたんです。

「家のこと、もっとしてよ」 「わたしばっかり」

安心を求めて我慢していたときも、 主導権を握り返そうとしているときも

わたしはどちらの場面でも、
“比べる”ことで自分の立ち位置を保とうとしていたんですね。

さらに、 忙しすぎて普段家族と会話をすることができないので、
長い休みの時はできるだけ海外で旅をすることで
「ごめんなさい」という気持ちを伝えていました。

でもそのうち、
良い経験ができるのも、だれのおかげ?」
そんな気持ちになっていった自分がいました。

……嫌なやつですね。

当時を振り返ると
わたしは、“相手のため”に動いているようで、
いつの間にか「自分の頑張りを認めてほしい」という気持ちでいっぱいになっていたんだなって。

そして、もうひとつ気づいたこと。

夫婦って、損得じゃないんですよね。

どちらがどれだけ働いたか、どちらがどれだけ我慢したか、
どちらがどれだけ貢献しているか

そんなふうに“測る”関係じゃなくて、 “育て合う”関係でありたい。

結婚は、自分の安心を得るための場所じゃない

安心は、相手がくれるものじゃなくて、
 わたしが「わたしといい関係でいること」から生まれるもの。

役割でも収入でもなく、
自分を大切にしているかどうか

それが、パートナーシップの質を決めるんだと、
心のことを学び、気づくことができました。

「同じ価値観」じゃなくていい

価値観が違うのは当然。
問題は、“一緒かどうか”ではなく、 “違っていても対話が続けられるかどうか”。

同じじゃなくていい。
でも、違うまま尊重しあえること。

それが、信頼のあたたかさにつながっていくのだと思います。

我慢じゃない。自己犠牲でもない。

結婚は、「わたしも、あなたも、大切にできる場

夫婦は、比べ合う関係ではないし、 どちらかが我慢することで成り立つものでもありません。

自分を後回しにしない」 「相手の違いを責めない」 「期待ではなく、対話をする

そんなシンプルなことを、 少しずつ実践できたとき、
 結婚は“安心を奪う場所”から“育て合う場所”に変わっていくのだと、わたしは思います。

どちらも間違いじゃない。
違いに気づけたとき、 きっと、関係は少しずつあたたかくなり始めます。


今日のしつもん

Q どんな違いを認め合いたいですか?

ぜひ下欄に、あなたのお答えを教えてくださいね〜
大切に読ませていただきます。

綴り終わってふと感じました。これって職場の関係も同じですね。
次回は職場の関係について綴ろうと思います。

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