「ごめんなさい」って、自分が悪いって意味だけじゃない。

先日、友人との話で
「ごめんなさい」と言わない子どもさんのことが話題になりました。
その子は、”わざとじゃない”時はごめんなさいを言わないと決めているようです。

お友達とぶつかっても、「ごめんね」って言わないので
徐々にお友達が離れているようです。

「ごめんなさい」ってなんだろうと考えてみたので
ちょっと綴ってみました。

思い起こせば
「ごめんなさい」と言うのが苦手だった子ども時代が、わたしにもありました。

たぶん、「謝る=自分が悪いと認めること」だと思っていたから。

悪くないのに謝ったら怒られる、負けた気がするし、
その子のように、わざとじゃないなら、自分が謝るのは違う。
自分が悪いって思ってないのに謝らされたら、モヤモヤする。

きっとそんな気持ち、だったと思います。
これって、大人になっても、経験しているんじゃないでしょうか。

「ごめんなさい」の意味

「ごめんなさい」って、
必ずしも「わたしが悪かったです」って意味だけじゃないと思いました。
先ほどの子どもさんの場合、ぶつかられた相手の子は、痛いし、悲しいし
怪我をする場合もあるかもしれません。

自分がわざとじゃなければ、「ごめんなさい」を言わない人だらけになると
どんな世の中になるんだろうと想像すると、殺伐とするのが想像できます。

「ごめんなさい」は、こんな気持ちのときにも使える

① 相手がイヤな気持ちになっていたことに気づいたとき

→「わざとじゃなかったけど、イヤな思いさせちゃったかも」
→ 気づけたら、それを伝える方法が「ごめんなさい」

② 自分が“悪い人”になったわけじゃない

→ ごめんなさいを言える人は、むしろやさしくて、勇気のある人
自分の価値を下げる言葉じゃない

③ 関係をあたたかく保つためのメッセージになる

→ 言えたら、心と心がつながる
→ そこからまた、やり直したり、近づけたりする

わたし達大人だって、本当はわかっている

「ごめんなさい」が言えたとき、
ちょっと胸がすっとする。
ちょっと、心がやわらかくなりませんか?

それは、
「自分が悪かった」と潔く非を認めたことよりも、
相手とのつながりを大事にしたい」気持ちが芽生え、
その気持ちが相手に共鳴するからです。

わたし自身、「ごめんなさい」を考えたことがなかったので
今回、深く考えることができました。

「ごめんなさい=自分の非を認める言葉」ではなく、
やさしい気持ちを伝える魔法の言葉」として育んでいけるはず。

最後に

「ごめんなさい」は、
自分を下げる言葉ではなく、
“相手と自分、どちらも大切にする想い”
の交換ツールだと思います。

読んでみて、どんな感想がありますか?
下欄にメッセージをいただけると嬉しいです。

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コメント

  • コメント (2)

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    • 平澤真紀
    • 2025年 7月 20日

    初めてのコメント失礼します。私は空手教室で子どもたちに指導をしています。ごめんなさいを口にするのは難しいお子さんもいますね。そんなときに伝える方法として、わかりやすく説明されているので、話してみたいと思いました。また、英語でSorryを使う時は、道を通りたいときなどに使いますので、コミュニケーションの言葉として使われること、改めて気付くことが出来ました。

      • yukikoshitsumon
      • 2025年 7月 20日

      まきちゃん 感想をありがとうございます。わたしも改めて、考えた時に、いろんな意味があるなぁと思いました。わざとじゃなければ、ごめんなさいを言わないと決めている子どもさんの気持ちになった時、色々思い当たり、それはわたしにもあることだと感じたんです。教室の子どもさん達に話してみての結果をまた、教えてもらえると嬉しいです。

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