
子どもは教えなくても、大人と同じくらい知っている
「子どもの未来を創るレモネードスタンド@香芝」は、
子どもだけの“未来秘密作戦会議”をしながら試行錯誤して、
小児癌の研究費を寄付する取り組みをしています。
“未来秘密作戦会議”は、
大人が介入しない、子どもだけの会議です。
リアルで1年活動し、その後、オンラインへと変更。
(コロナ蔓延以前から、オンラインで子ども達は、会議をしていました)
オンラインでは、寝転んでいたり、お部屋のおもちゃや
遊具で遊んでいたり、画面オフを覚えた子は会議から
姿を消したり、自由気ままな様子・・・
そんな状況もありますが。
子ども達だけで、
会議で考え、選び
出店で行動、結果を創ります
結果を残すのはすごいことです!
子どもたちの“未来秘密作戦会議”は、
どこに向かって進むのか、
子ども達も親も誰もわかりません。
本当にレモネードスタンドが開催できるの?
果たして売れるのか?
寄付金が集まるのか?
全てが未知です。
レモネードを飲んだこともなかった子ども達が、
どうやら、レモネードという飲み物を売って、
小児癌の人への助けをするらしい。。。
(子どもへの説明会では伝えていますが、
すっかり忘れているようです 汗)
ありがたいことに、地元の行事に出店させて
いただくことができ、日程が決定です!
ゴールが決まると、子ども達の目つきも変わります。
(本気モードです)
何が必要で、どこに売っているのか、いくらで買えるのか?
この後、何度話しあっても答えたが見つからないことが
起こるのですが、それも一人の意見がヒントになって急展開。
子どもの力の素晴らしさを改めて感じました。
値段の調査のため、コンビニや
スーパーのハシゴをする子どもの姿が、純粋で、微笑ましい。
この後、何度話しあいながら、当日を迎えます。
前日、不安にかられ、急遽、子ども会議を開催。
不安なのは、私だけで、子ども達はどんと構えているのです。
困ったことがあれば、その時に考えよう〜ってサラッと言うのです。
(恐れ入りました)
この時、私は
子ども達は、ちゃんとやることや、効率性ではなく
自分たちのペースで一つずつ経験しながら進んでいく
ことに気づかせていただきました。
この出店では、見事に完売を果たし、16000円程度寄付を納めました。
この時、参加した一人の子どもが
「一人ででけへんことが、みんなでやるとできるんや!」
と言ってくれました。(感じて欲しいことだったので、嬉しい言葉でした)
その後、順調に進む予定が、コロナウィルスが蔓延し、さらに大きな転機が訪れます。
出店が決まっていたにもかかわらず、1週間前にイベント延期のお知らせが・・・
一生懸命考えてきたからこそショックなのは、
大人であって、子どもは冷静にうけとめたのは驚きました。
子どもには固定概念がないため、
不安や、怖いと感じません。
彼女彼らは果敢にもいくつもの課題に向かい、成長しています。

その後、さらに、大人にとっても難しい局面を迎えます。
コロナの勢いは弱割らないまま、イベントは開催を決定されます。
以前はイベント自体が延期のため、選択の余地はありませんでした。
今回は、子ども達自ら、出店するのか辞めるのかを選択するのです。
この時も、何度も話し合いを重ね、泣きそうになりながら、苦渋の決断をします。
子ども達は、社会で起きていることを堂々とうけとめ、
自身の行動が社会にどう影響するのかを真剣に考え、
最善な方法を選んでいきます。
大人がいない会議の中で、家族から聞いた話や
テレビで流れる情報やネットの口コミなどを集め、
仲間の誰一人を置いてきぼりにせず、
全員が納得する答えを選んだのです。
子どもは、教えなければ、何もわからないというのは、間違いです。
逆に何も知らないからこそ、大人がなかなか見ようとしない
物事の本質をみようとするのだと私は思います。
子どもの行動は、私にたくさんのことを教えてくれます。
私がどれだけ、先入観や固定概念を持っているのか。
信じていると言うけど、本当に信じているのだろうか?
私にとっても自分と向き合う時間です。
家族や、社会で孤独を感じる現代
社会では、固定概念や常識や枠に縛られ、妥協をして答えを選び
空気を読むことを強いられます。
子どもは、曇りのない心で、この社会をありのままをとらえているように感じます。
一つの正解を見つけるのではなく、どんな意見もそれぞれあっていい。

3つのルールを使っています。
・どんな意見も正解
・わからなくても正解
・お友達の意見に「いいね!」と拍手しよう
子どもは、たくさんの面白い考えや、
びっくりするような発想を持っています。
子どもだけの時間で、それを一生懸命に伝えながら、
またそれを受け取り、真剣に考え、年齢差を超えて成長します
4年目を迎え
子どものチカラの偉大さ
子どもだけの時間の必要性
子どもの選択を尊重する
ことの大切さを多くの方に
知っていただきたいなぁと思います。
大人のあり方次第で、子どものチカラがフル回転します。
子ども未来秘密作戦会議は、
地域や年齢を超えて初めて出会う子もいます。
ここでの経験は、大人になった時、必ず自分を助ける大きな力になります。
来月(2022年6月)は、ならまちマルシェさんで出店します。
お声をかけていただけて心から感謝申し上げます。
レモネードスタンド は誰でも参加できます
レモネードスタンドの参加の方法は2通り
A: 私たちと一緒に参加される場合( 子ども未来秘密作戦会議を使います)
大人の参加は2通り(①保護者として ②ファシリテーター として)
①保護者としての場合
レモネードスタンド公式Lineにてご連絡ください。
https://lin.ee/QvgIJRB
登録後、お名前と参加希望①保護者としてと明記して送信お願いします
子どもだけ、保護者だけの説明をさせていただきます。
(オンラインにて)
子ども様が参加を希望された場合のみ、
活動していただけます。
②ファシリテーター としての場合
レモネードスタンド公式Lineにてご連絡ください。
https://lin.ee/QvgIJRB
登録後、お名前と参加希望②ファシリテーター としてと明記して送信お願いします
*子ども未来秘密作戦会議のファシリテーター をご希望の方のための養成講座あり。
B: ご自身で参加されたい場合 (子ども未来秘密作戦会議を使いません)
一般社団法人レモネードスタンド 普及協会へ連絡
https://www.lemonadestand-pa.jp/
・開催方法は自由です
・協会の趣旨に沿って行います
*子ども未来秘密作戦会議の
ファシリテーター をご希望の
方のための養成講座あり
Lineにてご連絡お願いします
https://lin.ee/QvgIJRB
よくある勘違い
Q「うちの子はオンラインに一人で参加できません」とよく言われます。
心配なお気持ちよくわかります。
子ども未来秘密作戦会議の当初は、皆様そう思われていました。
コロナにもなったいない時期に、子どもがオンラインだなんて・・・
と思われた方も、多くおられます。
不安な気持ちもありながら、参加された子ども達は
はじめはドキドキ、不安そうですが
二回目からは、少し余裕ができ、画面越しに他の子も
やっていることを見様見真似で、すぐに習得していきます。
子どもは柔軟です。教えなくても
キーボードを打ってメッセージを
送ったり、背景を変えてみたり、
すぐに使いこなします。
パソコンのご心配は別問題として
zoomを使うことはご心配無用です。
Q「うちの子レモネードの売り方知らないのですが・・・」
・販売の経験がないから、なんて声をかけたらいいのか
あらかじめ、教えて欲しい。
・お金を子どもに数えさせるなんて無理。
そんなお声があります。
心配されるのは無理もありません。
私たちも子どもの頃に経験していませんから。
子どもは、本物のお金を扱うと本気になります。
小児癌の子ども達に役に立ちたいという思いも
重なり、いろいろろ知恵を働かせます。
会場より離れた人のいそうな場所で
チラシを配ったり、デリバリーを
始めたり・・・
そんな工夫や知恵が生きる力を育むのです。
稼いだお金がいくらあったのか、そこは
とても大切なことです。
お金は大人が管理するのでは、やる気や達成感が
激減します。最後のお金の計算はみんながワクワク
しながら、必死で数えさらに心が一つになるとても
大切な瞬間です!

子ども未来秘密作戦会議で得られることは・・・
◆自分自身もお友達も大切にできる
子ども会議では、意見が出ていないお友達に
意見を聞いたり、配慮できます。
◆違う意見を否定しない
お友達の意見をうけとめることを大切にしているので
違う意見があっても、否定しません。
◆自分の意見を言う
はじめは、「わからん」と言っていた子が
自分の意見を恥ずかしがらず言えるようになります。
◆自分で考え、選択し、行動します
子どもだけの会議は、子ども自身が主人公になり
そのため責任を持ち、主体性が育まれます。
◆思いやりができる
目の前のことだけではなく、例えば会ったことのない
誰かのために考えたり、幼い仲間に優しくできます。
◆仲間との達成感
一人ではできなかったことを、仲間と一緒に
結果を残すので、大きな達成感を得ます。
◆自信や自己肯定感が高まります
ゼロから有を生む活動は、
自分を助ける力になります。
◆生き抜く力が育つ
本番の試行錯誤は、困った時に
ひらめきや創造力を高めます