〜わたしを知る、いくつもの扉〜
春休み、はじめてのアルバイトは、工場の流れ作業。
ベルトコンベアでひたすら同じ作業を繰り返す毎日だったけれど、
その会社には社員食堂があって
毎日違うメニューが出て、お腹いっぱい食べさせてもらえた。
あのとき感じた「ごはんのありがたさ」と満足感は、今でも忘れられない。
なのに、流れ作業の中で、「これはわたしには合わないかもしれない」と感じた。
体を動かすのは好きだけど、
ずっと同じことを繰り返すことが、わたしには少し苦しかった。
その後、就職して事務職に就いたけれど、
そこで感じたのも、“変わらなさ”に対する違和感。
そんななか、旅行関係の自営業を始めたとき、
製本という体を使う仕事と、事務という頭を使う仕事のバランスがちょうどよく
そして何より、お客様が毎回違う。
毎日が新鮮で、毎回が「はじめまして」。
その“変化”が、わたしにぴったりだった。
そして、今
心理カウンセラー・メンタルトレーナーとして、
わたしは人の心に寄り添う仕事をしています。
この仕事を選んだのは、
わたし自身の経験が、少しでも誰かの助けになればと願ったから。
誰かの「苦しい」が、ほんの少しでも軽くなれば
そんな想いがあります。
そしてもうひとつ。
本来、私たちはすばらしい力を持っている。
それを思い出してほしい。
それを信じるきっかけになれたら
わたしはとても、うれしい。
かつて、自営業で「仕事が好き!」と思っていた時期もありました。
でも、ある時
「今の私は…楽しめていない!」
そう気づいたとき、一度立ち止まり、会社を休業する決断をしました。
そして今は、
何のために仕事をしているのか・・・
その“根っこ”とつながって働けていることが、何よりの幸せだと感じています。
仕事って、
“自分を知る扉”であり、
“本当の自分の想いとつながる場”でもあるのだと思います。
今日の小さな問いかけ
Q:「この仕事でよかったな」と思えるのは
“どんな自分”を感じられたときですか?
ぜひ下欄に、あなたのお答えを教えてくださいね〜
大切に読ませていただきます。
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