【すぐそばにある、わたしの幸せの見つけ方】Vol.51 テレビの法則

〜映し出されるのは、わたしたちの時代〜

「娯楽」という言葉が
はじめて一般家庭に広がったのは、
もしかしたらテレビの登場がきっかけだったかもしれません。

白黒の画面に家族みんなで見入った時代。
それがやがて、カラーになり、大画面になり、
今では、壁にかけられるほど薄い姿に変わってきました。

テレビは、映像を流す箱ではなく、
時代の流れを、運んできた存在だったのかもしれないなぁと思います。

相撲やニュース、歌番組。
それまでは「仕事がすべて」「まじめが一番」とされてきた社会で、
テレビが笑いや感動を届けてくれました。

1日の使いかたが大きく変わった、きっかけだったのではないかと
思います。

それまでは「余暇(よか)」という言葉さえ
どこか贅沢に思えていた時代。

けれど、テレビの前に座る時間が生まれたことで、
自分のためにくつろぐという感覚が
少しずつ、暮らしに根づいていったのかもしれません。

テレビの見すぎはよくない…
そんなふうに言われることもありますが、
そこには見えないつながりや、
「同じものを一緒に感じる時間」があります。

ドラマの感動を分かち合ったり、
スポーツの一体感に声を上げたり・・・

共通の話題が生まれること。
それは、心と心の距離をぐっと近づけてくれる
やさしい魔法のようなものかもしれません。


今日の小さな問いかけ

Q:心の距離が近づいたのはどんなときですか?

ぜひ下欄に、あなたのお答えを教えてくださいね〜

大切に読ませていただきます。

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