〜映し出されるのは、わたしたちの時代〜
「娯楽」という言葉が
はじめて一般家庭に広がったのは、
もしかしたらテレビの登場がきっかけだったかもしれません。
白黒の画面に家族みんなで見入った時代。
それがやがて、カラーになり、大画面になり、
今では、壁にかけられるほど薄い姿に変わってきました。
テレビは、映像を流す箱ではなく、
時代の流れを、運んできた存在だったのかもしれないなぁと思います。
相撲やニュース、歌番組。
それまでは「仕事がすべて」「まじめが一番」とされてきた社会で、
テレビが笑いや感動を届けてくれました。
1日の使いかたが大きく変わった、きっかけだったのではないかと
思います。
それまでは「余暇(よか)」という言葉さえ
どこか贅沢に思えていた時代。
けれど、テレビの前に座る時間が生まれたことで、
自分のためにくつろぐという感覚が
少しずつ、暮らしに根づいていったのかもしれません。
テレビの見すぎはよくない…
そんなふうに言われることもありますが、
そこには見えないつながりや、
「同じものを一緒に感じる時間」があります。
ドラマの感動を分かち合ったり、
スポーツの一体感に声を上げたり・・・
共通の話題が生まれること。
それは、心と心の距離をぐっと近づけてくれる
やさしい魔法のようなものかもしれません。
今日の小さな問いかけ
Q:心の距離が近づいたのはどんなときですか?
ぜひ下欄に、あなたのお答えを教えてくださいね〜
大切に読ませていただきます。
この記事へのコメントはありません。