〜しまっておくより、普段に〜
縄文時代、人々は土をこね、器をつくりました。
「器ができたから、料理をするようになった」とも言われています。
食べ物を入れる、火にかける、分け合う など
器が生まれたことで、“暮らし”が始まったともいえるのかもしれません。
アウトドアでは、葉っぱをお皿にしたり、
木をくり抜いたコップを使うような場面に出会うと、
あらためて、器の役割のすごさに気づかされます。
一時期、器を集めるのが好きでした。
けれど、集めすぎるとしまったままになってしまう。
「もったいないから、誰かが来られた特別な日にだけ」と思っていたけれど…
母が大切にしていた一度も使っていない器を見たとき
「しまっておくより、今、使ったほうが器はうれしいんじゃないかな」って思いました。
それからは、普段の食事にもお気に入りを使うようになりました。
いつもの朝が、なんだか特別な日に感じられるようになって嬉しいです。
器が教えてくれたのは、
「大切なものは、大切にしまっておくことじゃなく、使うこと」だったのかもしれません。
ふだんの中でこそ、
本当に自分が満たされるものを使うこと。
その瞬間に、小さな幸せが生まれるのだと感じます。
今日の小さな問いかけ
Q:しまっていたものの中から、普段使いにしたいと思ったものは何ですか?
あなたの答えをよかったら教えてくださいね。
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