2020年の教育改革
2030年の社会と子ども達の未来を見据え
2020年に教育改革があったのは記憶にまだ記憶に新しいですね。
これまでの教育では詰め込み型教育と言われ、勉強が苦手な子どもでも、努力(暗記や演習)をすればある程度の成績を残すことができました。私も、暗記することを頑張りました。
ところが、2020年からの新しい教育では、暗記ではうまく成績を残すことができないのです。
知識を身につけて、さらにそれをどのように使うのかといった「思考力・判断力・表現力」が問われるのです。

なので、これまで通り「覚えたことをそのまま表現する」勉強法を続けていても、思うような成績を残せなくなります。学校教育は変わってきています。家庭教育や親も学校教育にお任せするのではなく、日常の会話から、変えていくことが必要だと思うのです。
学校と家庭が同じ方向を目指した方が、子どもが迷わず進んでいけると思いませんか?
背景
教育改革の背景は、2030年を見据え、その時代にはAIが仕事のほとんどを担い、子供たちの65%は、今存在していない職業に就くなどの予想があります。
また、
グローバル化がさらに進むことになるので、日本国内で働く外国人や海外で暮らす日本人が増加して、世界の共通語、英語も重要になります。

家庭教育や親の役割り
イギリスでは、『あなたはどう生きたいの?』『どんなふうに社会の役に立っていくの?』と子ども問いかけ、本人らしさを見つめる機会を学校や家庭でも、実践しています。
自分で考え、選択し、行動することをや、不思議を発見し、調べて解決する思考力をつけることが重要になります。非認知能力と言われ、私は、人を木に見立てた時、根っこにあたる部分だと伝えています。
根っこが太く、深く育つと、例え幹や枝が折れても、根っこがしっかりしていると、再び芽が出てくるからです。これが生き抜く力となるのです。
どんな環境になっても、何が起きても、自分で立ち上がれる力を育んで欲しい。「思考力・判断力・表現力」も根っこを育む過程で自然についてくるのです。
家庭でできること
では、何をすればいいのか、家庭ですぐにできる3つをお伝えしますね。
- 安心安全な居場所
- 質問
- 遊ぶ
それでは、具体的にお伝えします
1.安心安全な居場所
子どもがどんな気持ちや考えを言っても、否定しない環境が絶対的に重要です。
一度でも否定されてしまうと、子どもは、否定されない答えを考えてしまいます。もしかすると心当たりがあるかもしれませんね。
具体的には
<3つのルール>
①答えは全て正解
②答えは出なくても正解。
③他の人の答えもいいねと受けとめる。
夫婦間もぜひ、このルールを使うと、お互いに尊重しあえ、夫婦関係がより良いものになりますよ。
2.質問
お勧めは食事の時、今日の出来事や、よかったと思うことをそれぞれ伝え合い、それについて、自分の思いを伝え合います。
インドからの留学生も、夕食時は、家族で集まり、その日の出来事について、それぞれ自分の意見を伝えながら食事をするそうです。彼の考え方やあり方がしっかりしていて、とても20代には思えなく本人に理由を尋ねたところ、小さい頃から、自分の意見を言うことや、相手の話を聞くことを毎日やっていたからかもしれないと言うことでした。
学校から帰った時、「今日は、どんないいことがあった?」「どんな1日だったの?」って聞くのもいいですよ。
3.遊ぶ
これは最強に非認知能力、根っこを育む力が生まれます。一人遊びではなく、大人が一緒に遊ぶことで、子どもの好奇心や不思議が、より刺激されます。

自然の中で遊ぶ機会が多い子どもの方が、自己肯定感が高い傾向にあると言われていますよね。体を思いっきり動かすと、脳内に“幸せホルモン”が分泌され、ポジティブな気持ちで満ち溢れ、自然とやる気や集中力が増し、次から次へと探求し、自分なりの達成感や答えを持つからだと私は、思います。
子どもと一緒に遊ぶと、子どもの言葉から、その子の世界観や気持ちを垣間見ることができます。これは本当に幸せなことです。失敗も一緒に面白がると子どもの主体性につながるとオルタナティブルスクールしいの木主宰 村松真妃さんは言われています。
子どもの主体性は、子どもが自ら考え、選び、行動することで育まれます。主体性を生むかかわりを意識していくのが取り組みやすいのかもしれませんね。例えば、今日はどのパンツや服にするのかを子ども自身に決めてもらったり、大人が選んで与えていたものを、まず子どもに選んでもらう順番にするといいのではないでしょうか?
いずれにしても、これまでやっていないことは、慣れていないので、面倒で時間も必要になります。
が、家庭でどれくらい取り組んだかによって、子どもの根っこの太さが変わると思います。
オルタナティブルスクール 村松真妃さんとのトークライブはこちらです。
「子どもはいつからでも、輝ける」
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