前回、何をやってもうまくいかない
やっても変化がなくてしんどい時、
私が、「自己受容」を始めたお話を書きました。
「自己受容」って、あるがままの自分をうけとめること
なのですが、これがとっても難しいですよね。
受容って、受け入れることって言いますが、
私はあえて、うけとめると表現しています。
受け入れるってなんとなく、無理している感じがあるのです。
無理せず、私ってこういうひとなんだと、うけとめることで
気楽に受容をしたいと考えます。
ところで、私たち人間の行為は、二つだと言われています。
”愛”によるものか、”恐れ”によるものか。
恐れによるものも、根本は、愛を求めるがゆえのこと。
そう考えると愛による行為しかないのです。
その愛にも、2つあります。
”無条件の愛” と ”条件付きの愛”。
受容は、無条件の愛です。
ありのまま、”存在” そのもに対する愛です。
一方、条件付きの愛は、何かしらの結果や
行動が条件を満たした時の愛になります。
結果ありきの愛なのですね。
日常に多いのが、条件付きの愛なのですが、
実は、私たちは自分自身にも、条件付きの愛を
与えていることが多くあります。
いい結果が出たりうまくいっている時は
自分を誇らしく思えたり、認めることは
誰にでも、簡単にできます。
私も、若かった時、今よりも地球の引力にも
勝っていたでしょうから、それなりに
引き締まっていたし、頑張る姿は
キラキラしていたと思います。
周りもそれなりに喜んでくれ、
そんな自分を認めることは、いとも簡単です。
見た目や、実績、役職などによる人の評価だけで
自分を承認していると、それが得られなくなった時、
そう、少し前の私は、引力にも引っ張られた見た目
キラキラからほど遠くなった時、無価値観に苛まれました。
たとえ今がうまくいっていても、
いつまでもうまくいかないんじゃないか
常に不安や恐れがつきまといます。
私は昔、何もかもがとってもうまくいってる時にも
この不安や恐れに、悩まされました。
ダメな自分、できていない状況を認めるのが
できなかったのです。
この状況から抜け出せる方法が、
自己受容なのです。
誰にも評価されない、全然ダメダメな自分に
いいね!を出してあげること。
これこそが、自己受容と私は考えます。
何かができている状態の自分ではなく
存在そのもの、ありのままをうけとめることが
自己受容です。
例えば、すごく頑張って完璧に準備をしたプロジェクト。
渾身の力でやりきったけど、結果は散々なるもので、
誰にも労われず、失敗して、孤独感でいっぱいの時、
そんな自分を許すことなのです。
受けいれがたい自分に出会った時に
いいよ! って自分に言ってあげられるかなのです。
挫折や、ネガティブのどん底の時、
いいよ!と受容すると、自己受容が深まります。
自分らしくないこと、ありえない状況になった時こそ
これでいいよ!と自分に言ってみる。
日々の生活の中でも、
お化粧のりが悪い自分の顔を見た時
美味しく作るつもりが、ちょっと塩辛かった時
片付けするつもりが、何もできなかった時
こんな自分もいいよね!って言ってみる。
これを積み重ねるとありのままの自分を
うけいれるようになります。
自分の軸も太くなり、自分らしさを大切に
している実感にもなります。
自己受容は本当に大切で、自分を変えたいと思っても
何かを達成したいと思っても、自己受容できていなければ
本気になれないのです。
なぜって、失敗するのが恐いから…
そんな自分をうけいれることが、できないからなのです。
こんな風に、自己受容を繰り返していくことで、
ありのままの自分を受け容れることにつながります。
自分らしく生きることにつながります。
でも、自己受容ができてないと、
本気でチャレンジすることができません。
傷つくのが怖いからです。
そんな自分を受け容れることができないからです。
人のせいにしたり、環境のせいにするとき
嫌われたくない、自分だけ悪者になりたくない
傷つきたくない…
本当は、傷つく自分、ダメな自分を
うけとめられないからなのです。
自己受容が育つと不安や恐れがあっても
平気になりますし、失敗を恐がる必要がないと
考えるようになります。
自分が自分の一番の理解者になるので
心の軸が太くなります。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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