今回はご招待いただいて、マルシェに参加しました。
いつもと違ったのは、事前の子ども未来秘密作戦会議ができなかったこと。
突然のご招待だったので、1人の子がわたしと電話会議をして、材料の個数から値段まで、ぜんぶ自分たちで決めました。
電話越しに真剣に考える声を聞きながら、もうそれだけで十分すごいなと思っていました。
そうか、電話でもできるんだ
当日は道中から、気温が上がって22度。春というより、初夏に近い陽気でした。
「ホットレモネードはやめて、常温だけにしよう」
そう判断したのも子どもたち自身。わたしはひとこと言わず、こっそり氷だけ忍ばせておきました。
何も言ってないのに、動いてた
会場には人の流れがなかなかできず、
隣では別のイベントも開催されていて、人の流れはなかなかこちらに向いてこない。
そんな状況で、子どもたちは自分たちで動きました。
チラシを持って配りに行く。その場で声を張って呼び込む。
うまくいかない現実を前にして、今回も自分たちで考えて動いた姿が、頼もしかったです!!

いつも始まる前にこんな質問をしています。
「レモネードが終わったとき、どうなっていたら最高ですか?」
「ありがとう」と笑顔で、場を溢れさせたい。
その言葉が、この日ずっと頭の中にありました。
うまくいかなかったので、聞いてみたんです
途中、売り上げがなかなか伸びない時間帯がありました。そこで聞いてみました。
「ここまでで、うまくいっていることは何?」
いつもより声が出ていること、各自の持ち場が自然に連携できていてスムーズに流れていること。できていることはちゃんとある。その手応えを確かめながら、次の一手を考えていました。
そのとき生まれたアイデアが「隣の唐揚げ屋さんとセットで売ったらいいかも」というもの。
言った瞬間から、呼び込みの声が変わりました。
「唐揚げとレモネード、いかがですか〜!」
自分たちで気づいて、自分たちで動く。この繰り返しでした。









次のアイデアは、もう描いていましたー
振り返りの時間、子どもたちの口からこんな言葉が出てきました。
「自分たちの旗やエプロン、手作りで揃えたい」
「もっとオリジナルのレモネードを考えたい」
「レモネードスタンドをもっと進化させたい」
うまくいかないことがあっても、しょんぼりして終わらない。
次はこうしたい、もっとこうなりたいという気持ちが、自然と溢れてきていました。
黒板に書いた「たんさん」を「たくさん」と読むお客さんが多かったことから、「いっそ大きいカップで『たくさん』として売り出すのもいいかも」というアイデアも。現場で起きたことをすぐ次に活かそうとする発想が、たくましかった。

その日、いちばん心に残ったこと
レモネードをおいしいと言って3回買いに来てくれた中学生が、
そのうち自分からお客さんへの呼び込みまで始めてくれました。
それから
片付けをしていたとき、小さな女の子が片手にお金を握りしめて募金箱のそばでもじもじしていました。
嬉しそうに募金箱にお金を入れる姿を見ていた子どもたちが、感動していました。
言葉にならない女の子の優しい気持ちにみんなが共鳴していたように感じます。
「学校では学べない、お金を払っても経験できないことがここにはある」
そう声をかけてくださったお客様の言葉が、深く胸に残っています。
子どもホスピス「うみとそらのおうち」の存在を初めて知って、
心を寄せてくださる方もたくさんいました。
この活動は、わたし自身と向き合う時間でもある
正直言うと、スマホを触っていたり、じっと立ったまま動かない姿を見ると、いらっとしてしまうことがあります。
そのとき、子どもたちに目を向けるんじゃなくて、自分に問いかけながらその場をそっと離れます。
動かしたい。こうしてほしい。もっと元気よくやってほしい。
自分の中にある「〜してほしい」を探っていくと、
自分の思う通りに動いてくれたら成功、という気持ちが隠れていることに気づきます。
子どもたちの主体性を大切にしたいと言いながら、
自分の中にはまだそういう部分がある。それを教えてくれるのも、この活動です🙏
子どもたちが、また教えてくれた
子どもたちが自分で決めて、自分で動く。
この活動を続けながら、それがどれだけ大切か、改めて感じています。
人は自分で選んだことに対して、より深く関わり、粘り強くなれると言われています。
この日の子どもたちを見ていて——ああ、これがそういうことなんだな、と。
わたしが教えたわけじゃなく、子どもたちの中に、もともとあった見えない力という宝物。
そんなことを、またひとつ教えてもらいました。
次回、一緒に活動してくれる子ども、大人の方、募集中
「レモネード」と描いて問い合わせてください。
