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子どもに全部任せたら、想像を超えることが起きた|レモネードスタンドの記録

子どもに任せるって、勇気がいりませんか?




「子どもの力を信じたい。
でも、本当に大丈夫かな?」


そう思ったこと、ありませんか?


わたしは7年前から
「レモネードスタンドかしば」という
活動をしています。


子どもたちがレモネードを販売し、
その売上を子どもホスピスに届ける活動です。


子どもホスピスとは、
限られた命の子どもたちが
家族と楽しい思い出を作る場所。


昨日のレモネードスタンドで、
わたしは改めて確信しました。


子どもの力は、
おとなの想像をはるかに超える。



2人の男の子に、全てを委ねることになった




今回は参加者が少なく、
2人の男の子兄弟に
全てを任せる状況から始まりました。


これまで分担していた荷物や
材料の購入も、
彼らが担うことに。


「僕たちがやるから」


そう言ってくれた時、
心配、いや、それよりも物語が始まる予感がありました。


その予感は
最初の数分で起きました。


準備の段階で、驚きました




当日、彼らが持ってきたものを見て
びっくり!


まず、募金箱。
いつも使っているものではなく、
手作りで用意してきたんです。


自分たちでしっかり作ってきたことに、
胸が熱くなりました。


そして、わたしとお母さんを含めた
全員の役割分担まで
決めてきていました。


さらに、自宅で大切に使っている机を
持ってきてくれた。


それを大事そうに扱っている姿は、
本当にほほえましかったです。


「任された」と自覚した子どもは、
こんなにも丁寧に準備するのだと
思いました。


初対面で、金額交渉が始まった




開始直前に、
女の子が1人参加してくれることに
なりました。


初対面だったのに、
あっという間に打ち解けた子どもたち。


ところが、
金額設定で意見が分かれます。


男の子は「1杯600円」。
女の子は「それは高いだろう」。


お互いに譲りません。
「いくらにしたらいいだろう」と、
真剣に交渉が続きました。


最終的に、
どちらか一方の意見に寄せるのではなく、
両方が納得できる価格で決まったんです。


おとなでも難しい「合意形成」を、
初対面同士でやってのけた。
これには本当に驚きました。


誰も教えていないマーケティング




もう一つ、すごいことがありました。


今回は大きいサイズと普通サイズの
両方を用意していたのですが、
メニュー表には大きいサイズの金額から
書いてあったんです。


説明する時も、
まず大きいサイズから。
その後で普通サイズに移る流れに
していました。


結果、これまでほとんど売れなかった
大きいサイズを買ってくれる人が
増えていきました。


誰にも教わっていません。


子どもの中にある、
自然なマーケティング力を
垣間見た瞬間でした。


自分にできることを、自然にやる




お客さんの中に、
時刻表を一生懸命見ている方が
いました。


おそらく字が小さくて
見えなかったのだと思います。


たまたまそこに、
鉄道マニアの子がいました。


「時刻表を見るのが得意」ということで、
お客さんにどこに行きたいかを聞き、
親切に教えていたんです。


それぞれが、
自分にできることに力を注いでいる。


一生懸命取り組む姿は、
とても美しかったです。


「諦めたらあかん」




帰りに駐車場を出る時のこと。


出店者は1台分無料になると
聞いていたのですが、
どこで手続きをすればいいのか
わかりませんでした。


運営の方や事務所に聞いても解決せず、
わたしたちおとなは
もう諦めかけていました。


すると子どもが言ったんです。


「諦めたらあかん」


そう言って、
また別の人に聞きに行ってくれました。


結局、待っている間に
通りかかった方が
手続きをしてくださって、解決。


「最後まで諦めずに
できることをやる」


その姿勢を、
子どもがわたしたちに見せてくれました。
おとなのわたしたちが先に諦めようとしていたのに。


それぞれの「参加する勇気」




普段はお稽古のレッスンなどで忙しく、
なかなか参加できない子がいます。


「来れる時に来よう」と
思ってくれたその気持ちだけで、
もう勇気がいることだと思います。


でもいざ来てみれば、
これまで通り接客や販売をこなして、
とても生き生きとしていました。


飛び入りで参加してくれた子も
いました。


最初は少し恥ずかしそうに
していたけれど、
「自分で作って売って、
お客様に手渡す」という経験を通じて、
その子らしい一面が出ていました。


どの子にも共通しているのは、
「場に入ったら、
自分の力で動き出す」ということ。


火がつく瞬間




実は彼ら、普段は
周りに仲間がいる時、
控えめに動く子たちなんです。


でも今回は
「自分たちしかいない」と自覚したことで、
スイッチが入りました。


責任感が芽生えて、
いざという時にパッと切り替えて
力を発揮できる。


普通なら緊張したり
怖がったりしそうな場面で、
逆に奮起できる。


これは本当にすごいことだと
思います。


何より、休みの日に
遊ぶこともできるのに、
子どもホスピスへの募金に
価値を感じて参加してくれている。


これはなかなかできることでは
ありません。


彼らには、
そこに誇りを持ってほしいと
願います。


なぜ「任せる」と力が出るのか




心理学に「自己決定理論」
(デシ&ライアン)という
研究があります。


人は「自分で決めた」と感じた時に、
内側からの動機づけが高まる。


そのために必要な条件は3つ。


自律性:自分で決められること
有能感:「できた」と感じられること
関係性:見守ってくれる人がいること


昨日の子どもたちの姿は、
まさにこの3つが揃っていました。


任されたから、自分で考えた。
やり切れたから、自信になった。
見守るおとながいたから、
安心して挑戦できた。


「教える」のではなく「任せる」。
それだけで、子どもは
想像を超える力を発揮するんです。


今日のしつもん




あなたが「信じて任せてみたい」と
思っていることは、なんですか?


子どもでも、部下でも、
パートナーでも。
あるいは、自分自身に対しても。


「任せる勇気」の先に、
きっと想像を超える景色が
待っています。


最後まで、
お読みいただきありがとうございました。
あなたの感想を教えていただけると
嬉しいです。


🍋レモネードスタンドかしばの活動に
参加してみたい方はお気軽にご連絡ください
📩 info@yukikokobashiri.com

2件のコメントがあります

  1. 林咲重

    こどもの力を目にすると限界を決めて、押し込めてるのは大人だと気付かされますね。小学生の頃よく参加させて頂いた娘もたくさんの気付きや力を手に入れました。これからもレモネードスタンドが素敵な活動として、次世代の子どもたちへと繋がっていくと嬉しいですね

    1. yukikoshitsumon

      さきちゃん コメント嬉しいです。
      子どもの力って本当に、目を見張るものがありますよね。
      わたしも、たくさん教えてもらいました。
      いつも、ご協力、見守り、ありがとうございます。

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