あなたが現在見ているのは 手放したいのに手放せない。それは、わたしを守ってくれていました

手放したいのに手放せない。それは、わたしを守ってくれていました

やめたいと思いながら、ずっと持っているものは、なんですか?


「気にしないようにしよう」
「この考え方、そろそろやめたい」
「この口ぐせ、直したい」


そう決めたのに、気がつくと同じことをくり返している。
手放したいのに手放せないと、意志が弱いからだと思ってしまいます。


くり返してしまうものには、くり返すだけの理由がありました。

口ぐせも役割も、書き出すとはじめて見えてくる




紙とペンを用意して、3つのことを書き出します。


1. 大切にしていること
2. よく口にしている言葉
3. 自分が引き受けている役割


2つ目には、心の中でよく思うことも入れます。


きれいに書かなくていい。
多くても、少なくてもいい。
浮かんだものを、そのまま並べます。


毎日使っている言葉ほど、書き出すまで気づきません。
役割のほうは、もっと静かです。
だれに頼まれたわけでもないのに、いつのまにか引き受けていたものが出てきます。


今日やってみるなら、この3つを書くところからです。
書き終えたら、ペンを置いて、自分に聞きます。


やってみて、気づいたこと・感じたことはなんですか?


浮かんできた気持ちを、少しのあいだ感じます。


自分で選んだものと、いつの間にか持っていたものがある




並んだものを見ながら、ひとつずつ聞いていきます。


それぞれ、自分で選んだものですか? それとも、いつの間にか、そうなっていましたか?
自分で選んだ、とはっきり言えるものもあります。
その一方で、いつの間にか持っていたものが、思ったより多い。


だれかに言われた言葉。
家の中で、自然に決まっていた役割。
いつからか、自分の口から出るようになった言い方。


選んだ覚えのないまま、ずっと握っていました。


書き出した思い込みを、直さずに「よむ」話は、「思い込みは直さなくていい」に綴っています。


手放したいのに手放せないものは、守ってくれていたもの




やめたいものが浮かんだら、そこで、いったん立ち止まります。
そして、3つのしつもんを置きます。


なぜ、ずっと持ち続けてきたんだろう?
どんな時に、守ってくれていたんだろう?
ありがとう、と言えるだろうか?


ここで、流れが変わります。
じゃまだと思っていたものが、どこかで自分を守っていました。


手放したいのに手放せないものは、かつて自分を守ってくれていたものでした。
子どものころのことです。
両親がわたしのことを「体が弱い」と言うのを、何度も聞いていました。
なので、外で思いきり元気に遊んで帰っても、家に着くと熱が出る。
そのくり返しでした。


熱が出ると、いつも厳しい両親が、そのときは優しくしてくれて、気にかけてもらえました。


いま振り返ると、本当は元気になりたいけれど、
優しくしてもらうことで、怒られなくてすむ。
自分を守るためにそれを選んで、手放せずにいました。


やめられなかったのは、意志が弱いからではありません。


しつもんのあとは、ゆっくり呼吸をします。
急いで答えを出さなくていい。


0にもどって選び直すと、同じものでも持ち方が変わる




最後に、このしつもんを置きます。


0になったわたしが、改めて選ぶとしたら、どれを残しますか? どれを手放しますか?


不思議なもので、全部いらない、とはなりません。
残したいものが、ちゃんと出てきます。


握っていた手をゆるめると、同じものでも持ち方が変わります。
守ってもらうために持つのではなく、自分で選んで持つ。
恐れや義務感で、自分を縛るのをやめる。


残すと決めたものは、同じ言葉でも軽くなりました。
置いていくと決めたものには、お礼を言います。


選び直したら、紙をながめて、いまの気持ちを感じます。


紙に並んでいるのは、ここまで自分を生かしてきたものです。
足りないところを埋めるために、何かを足す必要はありませんでした。


わたしは、人は、生まれながらに素晴らしい存在だと心から思います。気づいていないだけで、必要なものはすでにそろっています。

最後に、しつもんをひとつ




手放したいのに手放せないものは、どんな時に守ってくれていましたか?


よく口にしている言葉かもしれないし、いつの間にか引き受けていた役割かもしれません。
ひとつ思い出せたら、それで十分です。
どんな答えにも、正解もまちがいもありません。


下欄にお答えを書いていただけると嬉しいです。


無料のメール「イライラと上手に付き合う」をお届けしています。

▶ 登録はこちら


今日も読んでくださってありがとうございます。

コメントを残す