あなたが現在見ているのは 「人は分かり合えない」って、なんて優しい世界なんだろう

「人は分かり合えない」って、なんて優しい世界なんだろう

「人は分かり合えない」って、なんて優しい世界なんだろう
「人はそもそも分かり合えない」

この言葉を聞いて、どんなふうに感じますか?

冷たい言葉だな。
なんだか寂しいな。

そんなふうに感じる方もいるかもしれません。
でも、わたしはこの言葉に、とても深い優しさを感じています。

分かり合えないからこそ、分かろうとする

この言葉に出会ったのは、YouTubeで京大の西みなこ先生がお話しされていたことがきっかけでした。
また別の機会に、アフリカで女性の雇用支援をされている方のお話を聞きました。

文化の違いもあるなかで、さまざまな試みを重ねてきた結果、
大切なのは「人は分かり合えない」という前提に立つことなのだと。

だからこそ、うまくやろうとする。
だからこそ、相手を分かろうとする。
だからこそ、コミュニケーションを取ろうとする。

最初から分かり合えることが当たり前なのではなく、分からない相手のことを、それでも理解しようとしていく。
そこに大切な意味があるのだと感じました。

違和感も「ノイズ」として受け止めてみる

先日のオンラインサロンでも、このテーマについてお話ししました。
人と関わっていると、どうしても違和感を感じることがあります。

自分とは考え方が違う。
感じ方が違う。
どうしてそうなるんだろう、と引っかかる。

そんなとき、「どうして分かってくれないの?」と思うこともあるかもしれません。
でも、そんな違和感を「ノイズがあるな」というくらいに、軽く受け止めてみる。
そういう捉え方もあるのだと知りました。

同じ出来事でも、どんな前提を持っているかによって、受け止め方は変わります。
「人は分かり合えるはず」と思っていると、分かってもらえなかったときに悲しくなるかもしれません。

でも、「そもそも人は分かり合えないもの」と思っていたら、違いがあることも、少し違った景色に見えてくる気がします。

「なんて優しい世界なんだろう」

以前、わたしが友人に「人と人は、そもそも分かり合えないんだって」と話したことがありました。
そのとき、友人が言ったのです。

「なんて優しい世界なんだろう」

わたしは、その言葉を聞いて、本当にそうだなと思いました。
分かり合えないということは、決して冷たいことではないのかもしれません。
むしろ、分かり合えないからこそ、分かろうとする。

相手と自分は違う人間です。
育ってきた環境も、経験してきたことも、大切にしているものも違います。
同じものを見ていても、同じ言葉を聞いていても、感じ方はそれぞれ。

だから、完全に分かり合うことは難しいのかもしれません。
でも、完全には分かり合えなくても、相手を分かろうとすることはできる。
自分の気持ちを伝えようとすることもできる。

そして、ほんの少し分かり合えたと感じる瞬間があったら、それはとても貴重なことなのだと思います。

相手が自分の話を聞いてくれたこと。
こちらの気持ちを少し理解してくれたこと。
何気ない会話の中で、心が通じたと感じたこと。

そんな小さな出来事が、まるで奇跡のように思えてくる。
もし、分かり合えることが当たり前だと思っていたら、何気なく通り過ぎてしまうこともあるでしょう。
でも、そもそも分かり合えないものなのだと思っていたら、日常の小さなやり取りにも光が当たる。

今まで当たり前だと思っていたことが、なんだか愛おしく感じられるのです。

読者さんから届いた、うれしい言葉

このお話をメルマガでお届けしたところ、複数の読者さんからこんなメールをいただきました。

「メルマガ『人はわかりあえないもの』響きました。優しい世界なんだな~」

「わかろうと努める、そこに優しさがあるんですね」「大共感!」

この感想を読んで、私もうれしくなりました。
「わかろうと努める、そこに優しさがある」本当に、そうですよね。

人は、相手のことをすべて理解することはできないかもしれません。
それでも、分かろうとする。
自分とは違う考え方に出会ったとき、すぐに否定するのではなく、どうしてそう思うんだろう、と考えてみる。

自分の気持ちを伝えながら、相手の気持ちにも耳を傾けてみる。
その姿勢そのものに、優しさがあるのかもしれません。
そして、その優しさは、特別なことをしなくても、日常の中で表すことができるのだと思います。

「どうせ分かり合えない」ではなく、「だからこそ」

ここで大切にしたいのは、「人は分かり合えない」という言葉を、諦めるための言葉にしないこと。
「どうせ分かり合えないから、もういいや」ということではありません。

そうではなくて、

人は分かり合えない。だからこそ、分かろうとする。
人は分かり合えない。だからこそ、言葉を交わす。
人は分かり合えない。だからこそ、分かり合えた小さな瞬間を大切にする。

そんな前向きな意味で、この言葉を受け止めていきたいと思っています。
誰かとの間に違和感を感じたとき。「あ、今、ノイズがあるんだな」
そんなふうに、少し軽く受け止めてみる。

そして、相手と自分は違うのだということを思い出しながら、それでも相手を分かろうとしてみる。
そうしたら、人との関係が、今までとは少し違って見えてくるかもしれません。
分かり合えないから、寂しいのではなく、分かり合えないからこそ、分かろうとすることに意味がある。

そして、ほんの少し分かり合えたとき、その瞬間を大切にできる。
そんな世界って、やっぱり優しいなと思うのです。

みなさんは、「人はそもそも分かり合えない」という言葉を聞いて、どんなことを感じますか?

今日も、誰かとの小さなつながりを大切に過ごせますように。

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