しつもんには、3つのルールと誰が質問するのかが鍵!
「しつもんをしても、子どものやる気が出ません」
「しつもんに答えません」
「わからん」としか言いません・・・
指示命令や一方的に教えるのを辞めて
”しつもん”をしているのに効果がないという
お声を聞きます。
実は
”しつもん”は、どんな答えを言っても
否定されない環境と
誰が質問しているかが鍵になります!
わたし達オトナは、子どもの答えに
「それ、間違ってるよ!」
「それでは、うまくいかない!」と
子どもの話を遮ってしまうことがあります。
”しつもん”する上で活用してほしいことが
あります。
・安心安全な場(3つのルール)
・質問する人がどんな人であるか
安心安全な場(3つのルール)とは
①どんな答えもOK
②答えがわからなくてもOK
③答えはすべて「そうだよね」とうけとめる
①しつもんに対して、答えは全てOKです。
これはダメ!という答えはありません。
②しつもんに対して、答えがわからなくてもOKです。
必ず答えを出さなければならないことはありません。
今、わからなくても、半年後にわかるかもしれません。
しつもんを投げかけておくと、いつかしら答えが出るものです。
答えを急がず、問い続ける時間を大切にしていきましょう。
③答えはすべて「そうだよね」とうけとめる
子どもが答えを言ったときに、
それ絶対にあり得ない答えがあるかもしれません。
「間違ってる!」ではなく
「そうだよね」 「なるほど」 「いいねー」
とまずはうけとめていただきたいのです。
親としたら、もう少し考えを変えてほしいと思うことも
ありますが、親の答えを押しつけず
まずは、うけとめた後に、
さらに考える”しつもん”をするのが良いです。
あっ、それから
”うけとめる” と ”うけいれる” は違います。
”うけとめる”は、そういう答えもあるよねと、自他を尊重するかかわりです。
”うけいれる”は、同意する要素があり、
同じ意見にならないといけないと思うと親が苦しくなります。
関係は感情(気持ち)で破綻する
さらにいうと、感情を一番にうけとめることが
人間関係、信頼を深めることになります。
子どもであっても、まず自分の気持ちをわかってほしい。
解決策を求めているのではありません。
その時の感情(気持ち)を「そうなんだ」とうけとめ
「悲しかったね」「残念だったね」「悔しかったね」
「嬉しかったね」「びっくりしたね」「気持ちよかったね」など
感情の言葉を伝えてあげましょう。
しつもんは、誰が(どんな人が)するかが大事
子どもが答えてくれない多くの場合、
子どもが答えたいと思っていないことがあります。
あなたは、子どもから、
「わたしの話を聞いてもらえるから、答えたい」と
思われていますか?
子育て中のわたしは、残念ながら
めんどくさいと思われていたと思います。
しつもんとも出会えていませんでしたので
しつもんは使えていませんでしたが
「いちいち聞かんといて」って思われていたと想像します。
子どもは、わたし達オトナの行動をよくみています。
言っていることとやっていることが違うところや
約束を破るところ
そんなオトナの質問に答えたいとは思いませんよね。
話しかけても、「あとで」「今は忙しいから」と
言われていると、「今日、学校でどんないいことがあった?」と
突然聞かれても、答えたくないですよね。
どんな状態の人が質問をするのかがとても重要なのです。
しつもんは自分育て
”しつもん”を使うことは、自分のあり方を見直すチャンスです!
子どもに問いかけることは、実は自分へ問いかけることなのです。
”しつもん”のスキルを学ぶというより、
自分を整える機会になるのです。
わたしは、多く”しつもん”に答えてきましたが
こんなこと考えてきたことがない!と思うもの
ばかりでした。
子どもにしつもんをする時、これは無理じゃないか?
と思うことがあります。
が、その違和感こそが、お互いを育てるチャンスなのです。
今日のしつもん
「子どもがあなたのしつもんに答えたくなるために、何を大切にしますか?」
お答えを教えてもらえると嬉しいです
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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