”待つ”ことと”豊かさ”の関係

時間の節約は、大切なものを失う

「未読のままやねんけど、大丈夫かな?」

レモネードスタンドイベントの前日の朝に
わたしが一人の子どもに送ったメッセージです。

子ども達が主導権を持つ
レモネードスタンド活動のため
(小児がんの研究費への募金活動)
わたしは徹底的にサポート役

今回は
大人チームも別店舗で出店するため

子どもが有利になりそうなことこは
何でもやりたい思いがありました。

イベントの2日前となれば、
もうできることは限られます。

材料を買い、道具も用意完了。

あとは
子ども達が作った”輪投げ”を
準備できると完了なのです。

けれど、
間際になって
輪投げを持ってこれるかどうか
返事がきていないことに気づいたのです。

早く返事が欲しい!
忘れてしまいそう!

と焦りながらも
翌日の朝まで待ち

一人の子どもに
未読のままやねんけど、あした大丈夫かな?
とメッセージを送ったのでした。

そうすると
「輪投げだったら
まだ使うかも決まってないので
そこまで気にせずに待っていても
いいんじゃないですかね
?」

と返信がありました。

おおおおーーー 「」!!!

「早く返事が欲しい」

そう思ったのはわたしのエゴでした。

夕方、
りょうかいいたしました」と
返信がありました。

子どもの時間の流れにのって
来るべきタイミングで返事がありました。

ハッとしました

わたしは
段取り良く
進めたかったのです。

要領良く
無駄な時間を減らすこと

時間を節約して
無駄を無くそう

としていた。

わたしは
自営業をしていた時
生産性をあげ効率的に動くことを
重視
して、
毎日最大の仕事量をこなして
いました。

時間を節約することが
最大のミッションでした。

確かに
仕事が早いことは
重宝がられるので
達成感はあります。

が、
収入が増えても
豊かさや、喜び、幸せな気持ちが
増えたわけではありません

わたしは
時間を節約でき
収入を手に入れた。
一方で
人生にとって大切な
何かを失っていました

時間とは生きるということそのもので、
生きかたは人の心に宿ります。
時間を節約しようとするほど、
人生の豊かさはすり減ってしまうのです。

         「モモ」ミヒャエル・エンデ著

時間を節約して
より多くのものを
手に入れようとする
生き方はもうやめよう

丁寧」や「ゆっくり」を
意識して過ごそうとしますが

丁寧やゆっくりが
意外に難しい!!

丁寧にすることや
ゆっくりすることに
不安を少しでも感じているのなら、
そのままにしておくよりも、
しっかりと不安と向き合っておくことが、

暮らしに「丁寧」や「ゆっくり」を
確実に、もたらせてくれます。

「丁寧にすると、何が変わりますか?」
  ↓
「それは、欲しいものですか?」
 ↓
「ほんとうに?」

「ゆっくりすると、何を失いますか?」
  ↓
「それは本当に必要なものですか?」

「ほんとうに?」

と、問いかけて、
その答えを書き出してみると
漠然とした不安が
明確になるはずです。

子ども達との
メッセージのやり取りから
時間の節約についての
お話になりました。

CHAT GPTがわたし達の代わりに
いや、もしかすると、
わたし達以上の能力を発揮して
作業や思考の時間の節約ができます。

節約の時間を、どう使うのか?
わたし達一人一人に大きな課題が
示されているのかもしれません。

今日のしつもん
「時間の節約で、失うものは何ですか?」

最後まで、お読みいただき
ありがとうございました。

あなたのお答えを教えていただけると
嬉しいです。一番下方にコメント欄があります。


****去年子ども達と戦争について話しました****
ようやく音声をアップできました。

ご興味のある方はこちらからどうぞ。

関連記事

  1. 「振り返り」と「自己受容」から生まれる「自信」

  2. 『事実』ではなく『信念』が現実をつくる理由

  3. 90歳の父から学ぶ

  4. 「許す」インドの文化

  5. もう限界! になる前に

  6. 完璧を手放す

  7. ウォシュレットの奇跡

  8. なぜ生きるのか?

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。