非認知能力は、学力テストなどでは数値化されないけれど、
子どもの将来や人生を豊かにする力。
教育分野でも特に注目されてきている要素で、この力を育てるには幼児期から小学校時代にかけての取り組みが大切だと言われています。

必要なのは
”生き抜く力”
←市民図書館での投票で最優秀賞作品
世界は、多様性やブローバル化が進み、どんな環境でも、どの国にいても”生き抜く力”が必要です。
また「非認知能力」は、人を木に例えると、”根っこ”になります。
根っこがしっかり太く育っている木は、強風で幹が折れても、息を吹き返すことができます。
木と同じように、人にもその力こそが、人生を支える力なのです。
非認知能力は、幼児期から小学生時代に、育つと言われています。
この時期の子どもは、様々なことに好奇心をもち、不思議や疑問を持ち、探求や挑戦をしながら、気づきや学びを得ていきます。
子どもの頃の私は、本気でお好み屋さんになろうと、泥を練り込み、なんとしてもお好み屋さんと同じ生地を作ろと必死になっていました。
水の分量や石を入れたほうがいいのか? 砂を混ぜた方がいいのか? 草を混ぜ込むからうまくいかないのか?今でもその場面を思い出せるくらい、真剣に毎日毎日やっていました。
おかげで、今では、たこ焼きもお好み焼きも、お玉ですくっただけで、ちょうどいいかたさがわかります。笑笑
その能力は、料理を作るときに活かされていて、身体感覚で、調味料のいい加減が、初めてのレシピでもわかります。面白いでしょ。
こんな体験からも、私は、子どもには特別おもちゃは必要ないと思っています。
子どもは天才
何もないところの方が、イマジネーションが働きますし、子どもは新しいことを作ったり、見つけたりする天才なのですから、自分で工夫したり、考えたりできる環境を用意することに意識を向けてください。
特別なおもちゃを買い与えることなど、私は必要ないと思います。
子どもの世界は無限です。無限の世界でその子が動きたいように、やりたいようにさせてください。
それがもし、集中せず、あちこち歩き回ったとしても、どうか落ち着きがないとか、集中させるようなことをさせず、自然に身を委ねている姿を一緒に楽しんでくださいね。
去年、プペルバスを地元で開催するイベントの一つとして、プペルの街を作りました。

テーマは、「プペルの街を作ろう」ということが決まっているだけで、廃材や木々を使って、子どもが思うままに自由にプペルの街を作っていきます。
参加していた子どもから「あ〜〜たのしぃ〜〜 先生は、この色じゃない、やり直し、ちゃんとしてって言うから、全然楽しくない。わたしだけじゃなくって、みんな、クラスの子みんなそう思ってるねん」
って訴えるように話してくれました。指示や指導の一切ない空間で思い思いに街をイメージすると、各々作るより、みんなでまとめて一つにした方がいいとか、私は一人で作りたいとか、やりたい方法で自由にやっていました。
小学生もやはり、任せて見守る環境が創造を育み、楽しいから工夫やアイデア、そして、仲間との関係や仲間としての関わり方を自然に学んでいました。
お友達と一緒に取り組む良さは、一人ではできなかったことも、可能になります。
発砲スチロールに色を塗りたくても、色々試すのですが、弾いてしまってどうしても塗れませんでした。
それに気づいた子が、
「ボンドを混ぜたらいいねん」
声を高らかに言うのです。私も知りませんでしたが、ボンドを入れると色が入るのです。これはすごい発見でした。
オトナに教えてもらうより、ずっと効果があると思われませんか?

遅れて、人見知りという幼稚園生が入ってくると、率先して話をしていく小学3年生。普段はお世話してもらう側の子が、お世話する側に自然になるのも、子ども達の自主性が使える環境があるからこそです。
学力を伸ばすために、授業以外にも勉強をさせている家庭がほとんどですが、最終的には、学力が伸びていくのは、幼い時の非認知能力が伸ばせる環境で自分で考え、選択し、行動した子どもです。
塾に行くことを反対しているのではありません。家庭教育の本質は、子どもが生き抜くことを見据えて何が必要なのか、その軸に沿ったものであることが重要なのです。

いい学校や一流の会社に入るという目先のことに囚われず、子どもの一生という長いスパンで、その子がその子なりに自分らしく生き抜く力をつけるのが、周りのオトナの役目ではないかと私は思います。
今日の質問
「それは、子どもが本当にやりたいことですか?」
4月頃から、”ハッピーになる子育て講座”を開催予定です。オンラインで3名以上のグループレッスンを考えています。詳細が決まりましたら、ご案内差し上げます。ご希望の方は、講座案内希望とご連絡いただけると嬉しいです。
今日も最後まで、お読みいただきありがとうございました。
ご意見や感想をいただけると、とても嬉しいです。
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