とても心に深く残る記事です。
「母」より抜粋してご紹介させていただきます。
全ての方に読んでいただきたい内容です。
先日、この「母」の母体である「致知」初代編集長からこんなことを教わりました。
「人間の運命はどこから来るのか。運命は外から来るものではない。毎日自分の心の中で育っている。では心が何を育てているのか。それは「意識」である。人間は、どういう意識で生きているかで運命が決まる。そして、意識には2つの意識がある。1つが「主人公意識」。もう一つが「被害者意識」。被害者意識で生きている人は、運命が発展ししていかない。主人公意識で生きる、すべてを自分の責任と考えると、そこに知恵が生まれる。それが運命を発展させていく」
この言葉を聞いて相田みつをさんの「いのちの根」という詩が思い起こされました。
涙をこらえて / 悲しみに堪え悲しみに耐える / 口を言わずに / 苦しみに耐える時 / 言い訳をしないで / 黙って批判に耐える時 / 怒りを抑えて / じっと屈辱に耐える時 / あなたの目の色が / ふかくなり/いのちの根が / 深くなる
「にんげんだもの」 相田みつを
人生の中では幸せに満ちた時だけでなく、悲しく苦しい出来事に出会うことも必ずあります。
その時に出来事に振り回されない人間になること。それが良い運命を作ることになる。
この詩はそのことを表しているように思います。
どんな時代にも共通することですが、親は子供の人生にいつまでも伴奏することはできません。
子供たちは、自分の足で、自分の力で、人生の荒波を乗り越えていく必要があります。

その中で、親が子供のためにできる事は何でしょうか。
それは、人生の艱難辛苦をも乗り越えていく「心の才能」を身に付けさせてあげること。
それしかないのではないでしょうか。
私ども致知出版社は、「人間学」と言う一環したテーマのもと、44年間出版活動を行ってきました。
人間学とは何か。
「過去にも未来にもたった1つしかないこの尊い命をどう生きるのか…それを学ぶのが人間学」と、これまでのシリーズでもお伝えしてきました。
もっと噛み砕いてお伝えするならば
「命の当たり前でなさを知り、当たり前の中にあるありがたさに気づく心を養う学び」が人間学であると言う事でもできます。
また人間力とは
「当たり前の中にあるありがたさに気づく心の力」だと考えています。
命の尊さ、ありがたさ、当たり前でなさを忘れずに今ここにここを生きている奇跡に感謝する心を軸に、親も子も、自分の「あり方」を整えていく。

子供という、日本の、地球の、未来の宝を、一番近くで育てるお母さんたちに「人間学]を知ってもらいたい。
それがきっとお母さんたち、お子さんたちの幸せにつながるのではないか。そんな思いで発刊し続け、今回が第4弾となります。
「母」編集長 藤尾佳子
今日の質問
「このメッセージから、感じたこと、気づいたことはなんですか?」
お答えを最下部のコメント欄にお書きいただけると嬉しいです。
それぞれの想いを共有して、心の枠を広げていけると嬉しいです。
ブログをメルマガでご紹介していましたが
Lineでもお知らせできるようになりました。

この記事へのコメントはありません。