「許す」インドの文化

嬉しい報告がありました。

インドからの留学生
(大阪教育大学卒業、現在ドイツの大学院生)
タンマイが日本の企業へ内定しました。

昨年、再会した時に
「就職するとは?」
「人生にどういう意味があるのか?』
「どういう場所で住むと居心地が良いのか?」
「どんな人間関係を望んでいるのか?』
こんな話をしました。

インド、日本、ドイツ
3カ国の選択肢から
日本を選んでくれたことが
とても嬉しいです。

初めて彼と会った時
物事の本質をとらえて
考えていることに
とても驚きました。

とても20代とは
思えませんでした・・・

何が今の彼を
つくったのだろうか?

そんな好奇心から
彼とお茶をしたり
読書会をしたりして
交流を持ちました。

そこで
3つのことがわかりました。

1つ目 ”違い”を尊重する

夕食時には
その日の出来事を
家族それぞれが
自分がどう考えるか
自分の意見を伝え合う
習慣があること

お父様
お母様
彼自身

それぞれ
違う意見があり
それについて
自分はどう思うかを
さらに話をしながら
お互いを理解しあう
そうです。

2つ目 「なぜ?」を深掘りする

インドで大学を選ぶ時期に
それまで学んでいた学科が
自分には合わないと感じた
そうです。

学科を変更するのは
高校3年間の学びを
考えると
実は
簡単なことではありません

ご両親は
反対されず、了承された
そうです。

次へ進む学科選びに
大切なのは
対話です。

タンマイも
ご両親と時間をかけて
かなりの対話
重ねたと振り返ってました。

なぜその学科なのか?
なぜ日本語なのか?
日本語を学ぶと何が得られるのか?」など

そうして
選らんだのは
日本語学科(←正式名ではありません)

理由は
日本が好きだから
日本をもっと知りたい
日本とインドの架け橋になりたい

でした。

3つ目 「許す」文化

「インドでは
誰も責めないよ!
誰もが失敗する。
だから人が失敗しても
許しなさいと教えられる」

人に迷惑をかけてもいい、
その代わり迷惑をかけられたら助けなさい。

インドの教え

わたし達は
人に迷惑をかけてはいけない
と教えられます

インドでは
誰もが未熟な存在であり
人は迷惑をかけながら
成長する
というのです。

過去の大失敗

わたしも同感です!
わたし自身
絶対に迷惑をかけてはいけない
縛られていました。

ところが
飛行機を30分待たせてしまったことが
あります。なんと・・・・

必死で走って
機内に乗り込んだ時
乗客の方が
拍手してくださったのです。

なんて優しい!!

温かく見守ってもらえた安堵感
人の優しさを感じました。

もしかすると機内で
温かく迎えてもらえる
アナウンスがされていた
のかもしれません。

そのことがあって
迷惑をかけていい
ということではなく
もし、
そういう事態になったとしたら
わたしは、相手のことを

許します

そして
何がなんでも
迷惑をかけないと頑張るのではなく
迷惑をかけそうなら
助けてとお願いしよう

と考えるようになりました。

「お互い様」と「恩送り」

脱線しましたが

日本にも
お互い様
恩送り

という言葉があります。

迷惑をかけたなら
恩送り
困っている人を助ける

迷惑をかけられたら
お互い様
相手を許す

”大和魂”ですね!

迷惑をかけないがために
失敗を恐れ
チャレンジができない
のは
残念すぎます。

お互いに迷惑をかけながら
一緒に成長しあえる関係。

他者”と”自分”に
許す
お互い様」の文化
広がると嬉しいです。

タンマイとの出逢いで
「許す」ことを学びました。
このご縁に感謝と共に
彼のこれからの活躍を
お祈りいたします。
タンマイ、出逢ってくれて
ありがとう。


今日のしつもん
「ハッとさせられた言葉は、なんですか?」

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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