固定概念がないから、臨機応変になる
レモネードスタンドの活動は、子どもだけで考え、選択しながら、レモネードスタンドを出店しています。
子どもだけで、考えられるのだろうか?何も知らないのにちゃんとできるの? 初めて活動に参加した親御さんの中には、不安になることもあります。
何を隠そう私も、初めてのレモネードスタンド の出店の前日には、とても不安に陥りました。
出店の前日に、急遽、子ども会議を開催しました。
最悪のことを考えて、あらかじめ考えられるといいかと思い、いくつかの質問をしました。
「もし、お客さんが来なかったらどうする?」
「もし、レモネードがたくさん残ったらどうする?」
こんな質問に、子ども達はなんと言ったでしょう?
即答でした、みんなが
「その時、考えればいいやん!」「今考えんでも、明日考えたら〜」

私は、ハッとしたんです。
そうか、私は経験があるから、あらかじめちゃんとできるように、準備をしようとしていた。
子どもは、固定概念がないのです。
経験がないから、不安にならないし、
現場で臨機応変に対応するだけなのです。
私から、お客様がこない時の対応や、レモネードが売れ残らないようにする対応を求められていたら、どうなっていたのでしょうか?
子ども達は、私の指示や命令に従うだけになり、何も考えない。言われたから、ただやるだけの経験になっていたはず。
危ないところでした (汗)
うまくいかない状況になってから、考えても間に合うのです!
準備ができてない時は、お客様に待って貰えば良いことなのです。
子どもにかわいそうな思いをさせたくない ホント?
私はお客様に待たせてはいけないとか、売れなかったら子どもがガッカリするだろうと不要な思いを持っていたのです。
と、表向きは、子どものためだったのですが、本当は、売れ残ったり、お客さんが来なかったら、私がやってきたことが、よくなかったと評価されるって思っていたことに気づきました。
あちゃ〜〜〜 何と自分のエゴでした。 なんやかんやと葛藤を抱えた私ですが、子ども達は爽やかに当日、活動していました。
完璧な状態を作るのではなく、今できることを精一杯考えて、行動するのみ。そこに、臨機応変な力が生まれ、再び考え、選択し、行動するのです。
私のエゴが見え隠れしたこともそうですが、私たちは、完璧な状態を子どもに求めてしまいがちですよね。
完璧を求めると、子どもは否定されたと感じる
私がやらかしそうになったように、子どもが決めていること以上のことをさせようとしたり、完璧を求めてしまうと、そんなつもりでなくても、
子どもに
『あなたのやり方は不十分、今のままでは、あなたはダメ!』というメッセージを送ることになります。子どもを否定してしまうことになるのです。ここ気をつけたいところですね。気づかないうちに子どもを傷つけてしまいます。
私が完璧を求めてしまった時、”ちゃんと結果を出さなきゃいけない”という不安と焦りからでした。
失敗してはいけないという気持ちもあったのでしょう。
子ども達の、「その時、考えたらいいやん」という言葉は、私のエゴを気づかせ、”完璧じゃなくてええやん、もっと気楽に行こうよ!”と教えてくれました。
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◆5月25日(水)9時~10時30分頃
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料金:3850円
いつも気づきをくれるレモネードスタンドの子ども達に、心から感謝します。
今日も最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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