他人へのイライラは、自分を禁止させているマイルールが原因

他人の言葉や態度にいつもイライラしてしまう

いつもイライラさせる相手をなんとかしたい。

なんであの人は、迷惑をかけてくるの?

あの人さえいなければ・・・

なんて、心の声がささやいたりしませんか?

これ、実は、誰でも持っている思い込みからくる
自然な感情なのです。

他人に対してイライラしてしまうことは
わたしはこんなに我慢をしているのに
あなたはなんで、我慢しないの・・・

自分自身が持っている
自分を我慢させている
(禁止させている)ルールを
禁止令と言います。

なぜ禁止してしまうのか?
それは
人に迷惑をかけることはいけない
自分が思い込んでいるからです。

「〜してはいけない」
自分の行動を禁止

さらに

「〜すべき」
「〜あるべき」と自分に
強く命じているのです。

迷惑をかけた相手が、謝らなかった時
こんな気持ちが自然に湧きおこります。

・人に迷惑をかけてはいけない → 禁止
・迷惑をかけたら謝るべき   → 命じる

禁止令は、幼少期に自分の命を守るため
子どもが、親に愛してもらいたいがために
親が喜ぶだろうと思う行動を、自分に課して
禁止令として身につけます。

もしも、これを破ったら、怖いことが起きる
破った私は最低!

人に絶対迷惑をかけたらいけない!
迷惑をかけたら、謝るのが当然!
自分に呪いのようなルールを作ります。

迷惑をかけたからといって
怖いこと起きましたか?

わたしも実は、
絶対に迷惑をかけてはいけない派
でした。

ところが、事情ははしょりますが
飛行機の出発時間を20分
遅らせてしまったことがあります。

搭乗口に行くまで生きた心地が
しませんでした。

息荒く、機内に入ると
みなさんが拍手で迎えてくれたんです。 泣

パーーーーーンと
迷惑をかけてはいけない
約束の時間の前に到着すべき
という禁止令が外れました。

実際に怖いことなどなく
温かく迎えてもらえたのです。

それから、人は優しい
怖いことは起こらない
と考えられるようになりました。

こんな経験をしなくても
冷静に考えると
実際に怖いことなど
起きない
のです。

子どもの頃に身につけたルールが
大人になった今も、マイルールとして
根拠のないにもかかわらず
自分を厳しく禁止し、
命じている
のです。

禁止令を解く方法(イラっ! は合図)

禁止令が発動した時は、
必ず合図があります。

例えば
イライラした時は、
このルールの存在を
教えてくれるサインです。

イライラに気づいたら

「わたしは何にイライラするのだろう?」
「どうしてそう思うの?」
「本当はどうなりたいのだろう?」

そんな問いを自分にしてみてください。

例えば
「定員さんの態度が、つっけんどんだった。」

「店員の仕事は無愛想ではいけない
ありがとうを言うべき

ありがとう」を言って欲しかった

という答えになります。

店員の仕事は、無愛想ではいけない、
ありがとうは言うべき というマイルール(禁止令)

禁止令の裏側にある
「ありがとうを言って欲しかった」
勝手な期待をしていた。

期待を裏切られたので、イライラしたのです。

わたし達は
無意識のうちに
マイルール(禁止令)が働き
期待を持ってしまいます

イライラしたり、モヤモヤした
ネガティブの感情は、
今の考え、おかしいよ!」と
教えてくれている合図です。

そんな時は
ぜひ、上記の質問をして
どんなマイルールを持っているのか
考えてみるといいのではないでしょうか?

マイルール(禁止令)は
自分を守るためにできたもの。
それがなければ、今のあなたは
今の状態ではなかった
はずです。

これまで
自分を守ってくれた、
禁止令というマイルールを
慈しみ、労いの言葉をかけて

今の私にはもう必要ないよ。
今まで守ってくれてありがとう。 
バイバイ

とお別れするといいですね。

今日も最後まで
お読みいただきありがとうございました。


今日のしつもん
「イライラの裏側に、どんな期待がありますか?」

あなたのお答えを教えてください。
最下部にお答えを書く欄があります。

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