”自分のものさし”の重要性
玄関のたたきのタイルが
外れてそのままに
なっていたのを
帰省していた息子が
直してくれました。
「やったことないけど
やってみるわ〜」と。
セメントの種類を調べる
ことから始まりましたが
初めてとは思えない出来栄え!!
「すご〜〜い!」
「さすが」
「ありがとう」
祖父母からも感謝の言葉を
もらって鼻高々かと
思いきや
本人曰く
「結構、何でも簡単にできてしまうねん。
だから飛び抜けたものがないねんな・・・
器用貧乏ってやつね」
と。
確かに
子どもの頃から
初めてのことを
さらっとやってしまうので
その後が続かない感じがありました。
今のわたしは
それはそれでいいと
思うのですが、
本人にとっては、
深刻ではないにしろ
それが欠点のように
感じているようです。
何でもやってくれる人って
とっても頼りになるんですけどね〜
器用貧乏をマイナスに
とらえさせてしまったのは
何ができて、何ができないか
わたしの
”ものさし”で
彼をはかってきたからです。(ガ〜ン)
気づかないうちに
わたしは
”うまくいくことに意味がある”と
感じとらせていたのでしょう。
そうではなく
「あなたは、どう感じているのか?」
「あなたは、どう思っているのか?」
と問えば
本人の
”ものさし”を育てて
いけたのです。
「おもしろい」
「楽しい」
「つまらない」
「嫌い」
得意なこと、苦手なこと
やりたいこと、やりたくないこと
がメモリとなり
本人のものさしに
刻まれていきます。
自分が学んでつくりだした「経験のものさし」によって、人は何か事に当たるとき、その時間の不安に耐えられるようになる。「経験のものさし」が、焦らずに進んでいくためのひとつの武器になる。そのものさしをもっていることで、努力の見込みといったものが立つ。成果が出るようになるまでに必要な努力の量と質が、なんとなく見極められるようになるのである。
「直感力」 羽生善治著
本人がつくる
”経験のものさし”
大切ですね!
辛いことも含め
どんな経験も
メモリとして
刻む
自分なら
ここまでできる
こう考える
自分の
”経験のものさし”
であれば
不安や恐れから
可能を見つける
ことができ
焦らず安心して進んでいける
のです。
わたし達大人は
失敗を嫌いますが
大人のわたし達こそ
今から
たくさんチャレンジして
メモリを刻んでいきたいものですね。

今日のしつもん
「自分のものさしに、どんなメモリを打ちますか?」
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