「卵かけごはんで、いい?」
夕方、時計を見て、つい口から出てくるひと言。
そんな日、ありませんか?
心に余裕があるときは、「今日、なに食べたい?」と聞ける。
少しギリギリのときは、「チャーハン・炒め物・ハンバーグ、どれがいい?」
まったく余裕がないときは、「卵かけごはんでいい?」
同じ晩ごはんの話なのに、聞き方が3つ。
じつはこれが、そのまま「しつもんの種類」なんです。
9月25日の問塾エッセンシャル講座は、第4講座「質問の種類を学ぶ」でした。
4回シリーズの、最終回です。
しつもんの種類は、新しく覚える知識ではありませんでした。
わたしたちが毎日、もう使っているものでした。
1. スピードクエスチョン
「はい」か「いいえ」で答えられるしつもんです。
クローズドクエスチョンとも呼ばれます。
「朝ごはん、食べましたか?」
一度に確かめられるのは、1つのことだけ。
そのぶん、すぐに答えが返ってきます。
2. アイデアクエスチョン
答えが決まっていないしつもんです。
オープンクエスチョンとも呼ばれます。
「朝ごはん、何を食べましたか?」
一度に、いろいろな答えが出てきます。
3. セレクトクエスチョン
3つ以上の選択肢から選ぶしつもんです。
「和食・洋食・中華、どれがいい?」
答える人は、「自分で選んだ」と感じられます。
どれが良くて、どれが悪い、ではありません。
場面によって、合うしつもんがちがうだけです。
「わたしは誰でしょう?」というクイズがあります。
出題する人が何かになりきって、みんなはしつもんで答えに近づいていく。
制限時間は、2分です。
やってみると、「はい」「いいえ」のしつもんばかりが続きます。
参加者さんからは、こんな声が出ました。
「思っていたものと違うってなった時の、真っ白感」
時間が決まっていると、焦ってしまう。
焦ると、しつもんはスピードクエスチョンだけになりやすいんです。
これは、クイズの中だけの話ではないのかもしれません。
マツダミヒロさんは、しつもんをして相手が「ん?」となると、
「そのしつもん、変えます」と言って、別のしつもんをくれるんです。
こわがらずに、変えていいんです。
正直に書くと、わたしはセレクトクエスチョンの存在を知りませんでした。
カウンセリングで、学校に行きたくないお子さんに、3つで聞くことがあります。
「行かないの? 行きたくないの? 行けないの?」
すると、「行きたいけど、行けない」という答えが、とても多いんです。
それを聞いた親御さんが、驚かれる。
そこから、お互いの気持ちがほどけていきます。
人は、自由すぎると不自由を感じる。
ある程度しぼってあるほうが、安心して答えられるんですね。
最初の晩ごはんの話に、もどります。
この日、サポートしてくださった柿木一孝さん(かきぴぃ)は、こんな学びを話してくれました。
かきぴぃさんは、相手が弱っているときには、意図してではないけれど、スピードクエスチョンが多いかなと話していました。
病院に行くか行かないか、ご飯を食べるか食べないか、薬を飲むか飲まないか。
考えなくていいので、と。
どのしつもんを使ったかより、大切なのは、
「今、わたしはどのくらい余裕があるかな?」と気づくこと。
「月曜日までに、できる?」
こんな、イエスしか返せないしつもんをしてしまうことって、ありますよね。
そんな場があると、安心できる。
そして、もっと関係を深めたくなります。
レモネードスタンドの子どもたちのLINEグループが、1週間シーンとしていた時のこと。
投げかけていた子に、「もし今の状態が、自分自身とこのレモネードのチームにとって価値あるものになるとしたら、何ができそう?」と聞きました。
その子がほかの子に直接LINEをして、グループの会話が続くようになりました。
答えは、子どもたちの中にありました。
しつもんを学ぶと、しつもんを使いたくなります。
でも、とらわれすぎないことが、とっても大事。
長い、静かな時間。
それは、相手と自分が考えている時間です。
間をこわがって、早くしゃべらなくていい。
コミュニケーションは、聞く力と話す力の両方。
その両方を支えて、育ててくれるのが質問力です。
「これから質問力を活用して、どのように生きていきたいですか?」
参加者さんからは、
「人との関係を、よりよく心地いい状態にしていくっていうことに質問力を使えたらな」
「目の前の人を喜ばせるためにしつもんを使います」
という言葉が返ってきました。
いいしつもんを作ろう、いい状態でいようと頑張りすぎると、うまくいかないことが多い。
だから、楽しむことを大切にしてみてください。
新しく覚えることは、ありません。
いつものしつもんに、少しだけ意識を向けてみます。
1. 今日、だれかにかけたしつもんを、1つだけ思い出す(家族・同僚・お客様・自分自身)
2. それが、スピード・アイデア・セレクトのどれだったか、そっと分けてみる
3. そのときの自分の心の余裕を、ひと呼吸ぶんだけ感じてみる
どれだったとしても、大丈夫です。
卵かけごはんの日は、それだけがんばっていた日なのかもしれません。
気づけたら、次のひと言を変えてもいい。
変えなくてもいい。
気づいた、それだけで、自分の心の中が少しゆるんでいくのを、感じてみてください。
今のあなたの心の余裕を、晩ごはんの聞き方で表すとしたら、どんなしつもんになりますか?
すぐに浮かばなくても、大丈夫です。
浮かぶまでの時間も、自分の心に耳をすませている時間です。
よかったら、下のコメント欄で、あなたの答えも聞かせてくださいね。
大切に読ませていただきます。
しつもんを、もう一度ゆっくり味わってみたい方へ。
問塾エッセンシャル講座は、10月も毎週水曜の朝にひらきます。各回1回完結なので、途中の回からのご参加もOKです。
第1講座は10月7日(水)9:00〜10:30、オンラインで「質問力を磨く」です。
https://my.mahoq.jp/e/135
今日も読んでくださってありがとうございます。
こばしりゆきこ
夕方、時計を見て、つい口から出てくるひと言。
そんな日、ありませんか?
心に余裕があるときは、「今日、なに食べたい?」と聞ける。
少しギリギリのときは、「チャーハン・炒め物・ハンバーグ、どれがいい?」
まったく余裕がないときは、「卵かけごはんでいい?」
同じ晩ごはんの話なのに、聞き方が3つ。
じつはこれが、そのまま「しつもんの種類」なんです。
9月25日の問塾エッセンシャル講座は、第4講座「質問の種類を学ぶ」でした。
4回シリーズの、最終回です。
しつもんの種類は、新しく覚える知識ではありませんでした。
わたしたちが毎日、もう使っているものでした。
しつもんは、3つの種類に分けられます
1. スピードクエスチョン
「はい」か「いいえ」で答えられるしつもんです。
クローズドクエスチョンとも呼ばれます。
「朝ごはん、食べましたか?」
一度に確かめられるのは、1つのことだけ。
そのぶん、すぐに答えが返ってきます。
2. アイデアクエスチョン
答えが決まっていないしつもんです。
オープンクエスチョンとも呼ばれます。
「朝ごはん、何を食べましたか?」
一度に、いろいろな答えが出てきます。
3. セレクトクエスチョン
3つ以上の選択肢から選ぶしつもんです。
「和食・洋食・中華、どれがいい?」
答える人は、「自分で選んだ」と感じられます。
どれが良くて、どれが悪い、ではありません。
場面によって、合うしつもんがちがうだけです。
あわてると、スピードクエスチョンばかりになる
「わたしは誰でしょう?」というクイズがあります。
出題する人が何かになりきって、みんなはしつもんで答えに近づいていく。
制限時間は、2分です。
やってみると、「はい」「いいえ」のしつもんばかりが続きます。
参加者さんからは、こんな声が出ました。
「思っていたものと違うってなった時の、真っ白感」
時間が決まっていると、焦ってしまう。
焦ると、しつもんはスピードクエスチョンだけになりやすいんです。
これは、クイズの中だけの話ではないのかもしれません。
マツダミヒロさんは、しつもんをして相手が「ん?」となると、
「そのしつもん、変えます」と言って、別のしつもんをくれるんです。
しつもんを変えるのは、悪いことではありません。
気づいたら、その場でやり直していい。こわがらずに、変えていいんです。
しぼって聞くと、安心して答えられる
正直に書くと、わたしはセレクトクエスチョンの存在を知りませんでした。
カウンセリングで、学校に行きたくないお子さんに、3つで聞くことがあります。
「行かないの? 行きたくないの? 行けないの?」
すると、「行きたいけど、行けない」という答えが、とても多いんです。
それを聞いた親御さんが、驚かれる。
そこから、お互いの気持ちがほどけていきます。
人は、自由すぎると不自由を感じる。
ある程度しぼってあるほうが、安心して答えられるんですね。
「卵かけごはんでいい?」は、余裕がない時のしつもん
最初の晩ごはんの話に、もどります。
この日、サポートしてくださった柿木一孝さん(かきぴぃ)は、こんな学びを話してくれました。
「その3つのしつもんが、自分の心の満たされ具合としっかりと関係しているなと思いました」
卵かけごはんの日があっても、大丈夫です。かきぴぃさんは、相手が弱っているときには、意図してではないけれど、スピードクエスチョンが多いかなと話していました。
病院に行くか行かないか、ご飯を食べるか食べないか、薬を飲むか飲まないか。
考えなくていいので、と。
どのしつもんを使ったかより、大切なのは、
「今、わたしはどのくらい余裕があるかな?」と気づくこと。
NOと言える場所があると、しつもんはやさしくなる
「月曜日までに、できる?」
こんな、イエスしか返せないしつもんをしてしまうことって、ありますよね。
だからこそ、NOと言える環境が、すごく大事なんです。
「嫌だったら、嫌って言っていいんだよ」そんな場があると、安心できる。
そして、もっと関係を深めたくなります。
問いに変えると、答えは相手の中から出てくる
レモネードスタンドの子どもたちのLINEグループが、1週間シーンとしていた時のこと。
投げかけていた子に、「もし今の状態が、自分自身とこのレモネードのチームにとって価値あるものになるとしたら、何ができそう?」と聞きました。
その子がほかの子に直接LINEをして、グループの会話が続くようになりました。
答えは、子どもたちの中にありました。
しつもんしない時間も、大切な時間
しつもんを学ぶと、しつもんを使いたくなります。
でも、とらわれすぎないことが、とっても大事。
長い、静かな時間。
それは、相手と自分が考えている時間です。
間をこわがって、早くしゃべらなくていい。
頑張りすぎず、楽しんで使う
コミュニケーションは、聞く力と話す力の両方。
その両方を支えて、育ててくれるのが質問力です。
「これから質問力を活用して、どのように生きていきたいですか?」
参加者さんからは、
「人との関係を、よりよく心地いい状態にしていくっていうことに質問力を使えたらな」
「目の前の人を喜ばせるためにしつもんを使います」
という言葉が返ってきました。
いいしつもんを作ろう、いい状態でいようと頑張りすぎると、うまくいかないことが多い。
だから、楽しむことを大切にしてみてください。
今日からできる、小さな気づき
新しく覚えることは、ありません。
いつものしつもんに、少しだけ意識を向けてみます。
1. 今日、だれかにかけたしつもんを、1つだけ思い出す(家族・同僚・お客様・自分自身)
2. それが、スピード・アイデア・セレクトのどれだったか、そっと分けてみる
3. そのときの自分の心の余裕を、ひと呼吸ぶんだけ感じてみる
どれだったとしても、大丈夫です。
卵かけごはんの日は、それだけがんばっていた日なのかもしれません。
気づけたら、次のひと言を変えてもいい。
変えなくてもいい。
気づいた、それだけで、自分の心の中が少しゆるんでいくのを、感じてみてください。
今日のしつもん
今のあなたの心の余裕を、晩ごはんの聞き方で表すとしたら、どんなしつもんになりますか?
すぐに浮かばなくても、大丈夫です。
浮かぶまでの時間も、自分の心に耳をすませている時間です。
よかったら、下のコメント欄で、あなたの答えも聞かせてくださいね。
大切に読ませていただきます。
しつもんを、もう一度ゆっくり味わってみたい方へ。
問塾エッセンシャル講座は、10月も毎週水曜の朝にひらきます。各回1回完結なので、途中の回からのご参加もOKです。
第1講座は10月7日(水)9:00〜10:30、オンラインで「質問力を磨く」です。
https://my.mahoq.jp/e/135
今日も読んでくださってありがとうございます。
こばしりゆきこ
