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瞑想で無になれない。雑念は、消さなくてよかった

目をつむって、静かに座ったとき、頭の中には何が浮かんできますか?


「今日の晩ごはん、何にしよう?」
「あ、あのメール、まだ返していない」
「……無になるって、どうやるの?」


瞑想で無になれない。
わたしは、ずっとそう思っていました。


無になろうとするほど、なれません。雑念が湧くのは、ごく自然なことでした。

瞑想で無になれないのは、雑念が自然に湧いてくるから




瞑想というと、無になることだと思っていました。
マインドフルネスを学ぶ機会があって、そこで聞いたのは、こんなことでした。


いろんな雑念が湧いてくるのは、ふつうのこと。
それを消そうとする必要は、まったくない。
だめなことだと考える必要もない。
目をつむることが瞑想、でもないそうです。


瞑想の目的は、
過去へ行ったり、未来へ行ったりして動き回っている気持ちを、
いまに向けること。


つまずいていたのは瞑想そのものではなく、「無にならなければ」という思い込みのほうでした。


雑念が湧いたら、湧いたままでいい。
どんな考えも気持ちも、まずは自分が絶対的な味方になる。


歯みがきの時間も、触れているところを感じれば瞑想になる




では、どうするのか?
教えてもらったのは、びっくりするくらい小さなことでした。


歯みがきをしながら、ブラシと歯が触れているところを感じる。
お化粧をしながら、スポンジと肌が触れているところを感じる。


外をながめて、風を感じている。
音が聞こえているな、と流している。


触れているところを感じているあいだ、意識はイマココにあります。それも、瞑想でした。
静かな部屋も、正しい座り方も、要りませんでした。
新しく覚えることは、ひとつもありません。
毎日やっていることに、少し意識を向けるだけ。


今日やってみるなら、歯みがきの時間に。
歯みがき粉が、歯に広がっていくのを感じてみる。
何を感じるかに、決まりはありません。


考えごとは、止めるより置きかえる




何もしていない時間でも、脳はずっと動いています。
使われているエネルギーは、60〜80%。


ぼーっとしているつもりでも、アイドリングしたまま。
そこにさらに、考えごとが乗ります。
体を休めても疲れが抜けない理由が、ここにありました。


考えごとを止めようとすると、考えごとがひとつ増えます。
止めるのではなく、置きかえる。
ふだんやっていることに、意識をもどすだけでした。


お化粧の時なら、化粧水が肌の中に染み込んでいくのを感じる。
そうやっていくと、意識は自然にいまへ向きます。


考えごとが止まらないときの付き合い方は、「モンキーマインドとの付き合い方──お猿さんは、電車に乗せて見送る」に綴っています。


揺れても、何度でも中心にもどればいい




まず、立って1分だけ歩きます。
体が揺れていないか? 足は高く上がるか?
いまの状態を、先に見ておきます。
朝と夕方では、だいたい違う状態です。


それから座って、中心を整えます。
足の裏から頭の上まで、一本の線を通す。
線があるまま、少しだけ揺れてみる。


そして、改めて歩きます。
言葉で説明するよりも先に、体のほうが答えを出していました。


どれだけ変わるのかを知りたくて、
わたしは多いとき、3時間に1回くらいやっていました。
20分パソコンに向かったら、立ち上がる。それだけでもいい。
夜が、とても楽になりました。


ふだんは、中心にもどることよりも、外れることのほうが多い。もどる回数を増やすだけで、体も、考えも、集中も変わっていきました。
軸は、なくなっていません。
揺れても、そこにあります。


アスリートが、練習の前に準備運動やストレッチをするのと同じ。
自分を整えてから動くことには、それだけの価値があるなぁと感じています。


わたしは、人は、生まれながらに素晴らしい存在だと心から思います。何かを足さなくても、必要なものはすでに手の中にありました。

最後に、しつもんをひとつ




いま、いちばん先に感じている感覚は、なんですか?


足の裏かもしれないし、服が肌に触れているところかもしれません。
ひとつ浮かんだら、それで十分です。
どんな答えにも、正解もまちがいもありません。


下欄にお答えを書いていただけると嬉しいです。


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今日も読んでくださってありがとうございます。

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